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スイスファミリーロビンソン(1960)


【原題】Swiss Family Robinson

【監督】ケン・アナキン

【出演】ジョン・ミルズ ドロシー・マクガイア トミー・カークほか

【あらすじ】

船が難破して無人島に漂着したロビンソン一家が、たくましく生き抜く姿が描かれる。一家は知恵と力を合わせて厳しい自然に立ち向かい、“文明的な”暮らしを築いていく。しかし、恐ろしい海賊の一団がロビンソン一家の楽園を破壊しようと襲ってきたとき、一家に最大のピンチが訪れる…。









 
【感想(ネタバレなし)】

『“空き巣”の被害件数No1』

 

どーもどーもラーチャえだまめと申します。依然としてお家でじっと過ごす日々が続いておられるかとは思いますがこのご時世でも?“365日外出中の家”があるのを皆さんご存知でしょうか?そう、皆さんが開園と同時に馬鹿みたいに走って地蔵する国、東はネズミーランドの中にあるアトラクション




「スイスファミリー・ツリーハウス」



園内に遊びに行ったことのある方なら“一度は見たことがあろう”いや“侵入した”ことがあろうコチラの物件、いやいや空き家じゃなくてちゃんと“住人”がいる住居なのをご存知ですか?野生生物しかいない無人島からテーマパークへ勝手に住民票を移され毎度キーキー騒ぎ立てる“野生生物”のせいでテレワークどころではなくなり泣く泣く家を留守にしているだけだと知っていましたか?それを最近では日が暮れりゃあ絶好の“デートスポット”だと他人に勝手にズカズカ入られ見ず知らずの珍獣たちの告白場所にされるわ正月くらいゆっくり自宅で過ごしたいという願望すら与えぬ“初日の出スポット”にされるわアナハイムと香港に至っては勝手にターザンが越してくる始末“夢の国”とは一体…?

そんな「スイスファミリー・ツリーハウス」の今では“幻の住人”たちの活躍が拝める当時の貴重な映像資料その名も【スイスファミリーロビンソン】をご紹介したいのでありますが かの有名な児童文学「ロビンソン・クルーソー」の二次創作「スイスのロビンソン」を原作としたコチラの映画、公開は1960年(日本ではその1年後)というなかなか年季の入った映画なのですが、個人的にずっと前から気になっていた作品でネズミーのアトラクションはほぼ映画が原作だったり後に映画化されるものがほとんどで(「スプラッシュマウンテン」の元ネタ映画だけ探しても見れn……おっとこんな時間に誰かな?)シーのプロメテウス火山内にあるネモ船長の潜水艦だって同名の映画「海底2万マイル」を見ればいかに細部にまで“再現”されているのか再発見することが出来る、アトラクションの元ネタを知るとより楽しめることは、これはもう言うまでもない訳です。ですからそんな訳で「スイスファミリー・ツリーハウス」……一体どんな映画なのでしょうか。

物語は迫りくる戦火から逃れる為に故郷を捨て憧れの地“ニューギニア”を目指す“ロビンソン一家”を乗せた船が途中嵐で座礁し“未開の無人島”に漂流するところからスタートします。登場人物は一家の大黒柱であるフランツ・ロビンソンをはじめ、心配性の妻アンナ、勇敢でちょっと頼れる長男のフリッツ、天才肌の次男アーンスト、そして三男のフランシス



可愛くない(断言)

いやーまず驚かされたのはこの時代にVFXなんてものまだ存在しないですからね?座礁した“ホンモノの船”をはじめとする“実物のあれやこれ”ですよ。ホンモノの犬にホンモノのカメ、ホンモノのヘビにホンモノのトラにホンモノのゾウさんまで……無人島でロビンソン一家を待ち受けるCGではない“ホンモノの動物たち”とロビンソン一家が“ガチンコ戯れる”という



海に浮かんだ箱の上にアヒルたちがじっと止まったままとか、長男フリッツが沼で巨大なヘビに巻き巻きされちゃうとか正直空からサメが飛んでくることすら日常化した昨今の映画産業をもってしても?「え、これどうやって撮影したの?」と撮影方法がわからない、一体どうやって動物たちに演技させているのか??いやーこれだから昔の映画は侮れない。中でも一番すごかったのがこれ










犬VS犬VSトラ


犬VSフランクシナトラじゃなりませんよ?これは是非ともムツゴロウの解説書付きで見てみたい、ナショナルジオグラフィックも太鼓判かもしれないこれだけでも充分観る価値はあるかとは思うのですが……忘れちゃいけないのがそう、“家”ですよホーム。皆さんお世話になっであろうあの木の上にそびえ立つ家を作った男こそが______































なんということでしょう


ほぼパークと一緒。これが人生初めての“DIY”だというビッグダディの手にかかればものの数日で完成です。そこら辺から湧き出た水を水車で組み上げ水道に流し冷蔵庫まで冷やすことが可能だそうで、リビングに夫婦の寝室、子供部屋はすべて吊橋と階段で容易に移動可能、特に匠がこだわったと豪語する寝室の天井を吹き抜け構造にすることで「毎晩星空を見ながら眠れたらいいのに…」という長年の妻の贅沢な願いをも完璧に叶えることに成功してしまうという、木の上に建てることでトラの侵入も防げるまさに難攻不落の要塞なんですねー。


え、永住する気?

そこへどっからどう見ても日本人顔の船長率いる“海賊”の登場に、親元を離れ島の調査に乗り出すフリッツとアーンストを待ち受ける道中出会った謎の美少女ロベルタを巡る“魔のトライアングル”戦争、あまりの居心地の良さに「移動か永住か」わりと本気で悩み始める夫婦問題、そして目を離すとすぐに暴走する危険児フランシスの動向などなど……様々な人間模様が繰り広げられてしまうのです。特に終盤の“海賊との死闘”はまさに“圧巻の連続”で大掛かりな撮影がなされおり迫力満点の一見の価値アリ、と言ったところでしょうか??












ダチョウに引きずられる子役のインパクト



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