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スクリーム(2022)


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【原題】Scream

【監督】 マット・ベティネッリ=オルピン タイラー・ジレット

【出演】デヴィッド・アークエット ネーヴ・キャンベル コートニー・コックスほか

【あらすじ】

連続猟奇殺人事件から25年が経ったウッズボローの街。ティーンエイジャーの少女タラのもとに、謎のゲームに誘う不気味な電話が掛かってくる。恐怖心を抱き玄関から外へ出ようとしたタラは、待ち構えていたゴーストフェイスの仮面姿の人物に襲われてしまう。この事件から、かつてと同じく殺人鬼が街の若者たちを狙っていることを知ったデューイは、シドニーやゲイルとともに再びゴーストフェイスに立ち向かう。(映画。COMより)




【感想(ネタバレなし)】
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『3度の飯より「ババドック」がお好き』






どーもどーも先日YouTuberをひらいたら何故かおすすめにベリーダンスの動画が出てきましたラーチャえだまめです。ワケワカンネフォーエバーッ!!!!……と思わず“悲鳴”上げたいのはコッチのセリフだよと言われてしまいそうな



【スクリーム】…!!!ジェット……それストリーーーーム!!!!(怖ッ!またおんなじこと言ってる怖ッ!!)いやーなんの因果か終わったかに思われた“実はそんなに叫んでもいない”ゴーストフェイスの仮装は毎年日本でも流行っているのだろうか



ホラー界の巨匠ウェス・クレイヴンが最期に残した最恐絶叫計画「スクリーム」シリーズにまたしても続編が……??前作「4」が2011年だから何気にまた10年経ってたんですねと今年公開されたシリーズ最新作「スクリーム(2022)」デタッ!!初代と同じタイトルの「“リヴート”じゃないけど“原点回帰”的な立ち位置」っていうまどろっこしい「ハロウィン(2018)」と同じやり方かーッ!?ええそうなのです、シリーズ第5弾ともなると?もはや100年継ぎ足したネタも最後の一滴まで搾り取った今更新しいものに手突っ込んでも火に油注ぐようなもの、残るはそうだ、京都に行こう改め「初心に還ろう」……いいですねぇ〜初心に還ろう……なんて素敵な言葉なんざましょ


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シリーズの生みの親ウェス・クレイヴン没後はじまったフランチャイズシリーズ?これまでずっとシリーズを牽引してきたホラー界の巨匠の手から離れたはじめましての新監督に選ばれたのはサマラ・ウィーヴィング主演「レディ・オア・ノット」でゼクシィにケンカを売ったマット・ベティネッリ=オルピン&タイラー・ジレット監督コンビと言うのだからこれは少しばかり気になって拝見。いやーOPから「結局1番売れた初代に原点回帰するのをファンが望んでいるんだよおおお!!」……わかってらっしゃる。毎度RGも言いたい「ホラー映画あるある」と自ら「自虐ネタ」にするのが鉄板ネタな本シリーズですが、今回は「原点回帰」と題してとりわけ「初代へのオマージュ」てんこ盛りでお送りする、逆に言うなれば我々視聴者の「初代」への認知力、愛が試される?取得すれば覆面殺人鬼の護身術くらいには使える














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「スクリーム検定」に我々はまたしても勝手に参加させられていた___!?














問題デデン!「ビールを取りに地下室に一人で行くならどうする??」













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「HAHAHAHAHAHAHA(いや来んのかーい泣)」






そうだ!やっぱりシリーズ原点である1作目を“意識”しながら新キャストと1作目のキャストをごちゃまぜにすれば?それこそがファンが歓喜乱舞する瞬間なのではないか…??と前作にも登場した警官の息子の名前を“ウェス”にするほどレジェンドへの“ラブコール”にも余念がない“初代愛”が積もりに積もった「新章」なのですが、じゃ、じゃあ原点回帰と題して新旧ファンをごった煮にした「ターミネーター」や「ジュラシックワールド」、「スターウォーズ」が成功したと言えるか…??と問われれば答えは「うーん」という反応に困る事態に発展することすら本作は“ネタ”にしているという??相変わらずの“自虐ネタ”にもフルスイングってどうなのよ……



かと言って初代の設定を壮大にぶち壊しイチからリセットして再出発するのもまたファンから反感を買ってしまうのであり
















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児童ロボ風評被害






「これだから続編は難しいんよね〜」と制作陣の苦悩が垣間見れてしまう「マトリックス」の新作もいざ続編を作ってみてはいいもののそもそも作者自身が初代を見失い扱いに困ってファンに決めさせるという暴挙に出たのに等しく、本作も原作者亡きあとの(一応初代の脚本家は製作総指揮として参加しているが)シリーズの良さとは何か追求した結果「同じことをする」___結局これに落ち着いたと言いますか


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……と言うことは裏を返せば初代を知る人には必然的に「オチ」もわかってしまうわけで??これは我々視聴者の「スタブ」いや「スクリーム」度が試されていると言ってもいいわけなのです!!いやわかったところでオチもわかるのはどうかと思いますが



「犯人は必ずしも一人だとは言ってない」本作の醍醐味「犯人は誰だ」選手権がまたしても開催。今回も相変わらず「全員アリバイあり」という、う〜んこのシリーズは身体能力とか小道具とか度返しレベルのもう何でもありだからな〜(汗)犯人の動機とか“あってないようなもの”だし「誰でも犯人に仕立て上げられるシナリオ」の使い勝手の良さにはアッパレである!!その25年前の事件の再現に何故か命をかけたがる「模倣犯」。いやただ再現してどうすんだよ!!…というのは禁句です。これはもうゴーストマスクというより「ウッドボロー」という街の呪いに住人が突き動かされていると考えるのが自然です……。


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婆さんの性欲がMADマックスすぎる「エックス」で早くも「次世代スクリーム女王」と名高き「アダムスファミリー」のスピンオフ「ウェンズデー」も順調な滑り出しのジェナ・オルテガを筆頭に「イン・ザ・ハイツ」のラテン系女優メリッサ・バレラ、男性陣は「13の理由」「ドント・ブリーズ」のディラン・ミネットにデニス・クエイドとメグ・ライアンとの息子で「ザ・ボーイズ」のヒューイ役が大当たり中ジャック・クエイド……と今ノリに乗っている、というかもうすでに売れている若手俳優の起用、もはや伝統と化した若手の登竜門的映画というスタンスは初代から変わっていないんですねえー。そしてなんかもう顔が怖いゲイルともうすっかり関係ないのに毎度巻き込まれるシドニーのコートニー・コックス×ネーヴ・キャンベルの凸凹コンビ。初代では事件の被害者×とくダネ欲しさに無礼も厭わないTVキャスター、という最悪に噛み合わないコンビも二人も25年も経てば流石に苦楽を共にした「戦友」として嫌でも仲良しこよしになるのです??ホラー映画の「女性コンビ」って実はこの2人が最初で最後なんじゃないか?そして勿論シリーズ皆勤賞なみんな大好きポンコ……デヴィッド・アークエット演じるデューイも退職し現在隠居生活中ながら健全。シドニーとプライベートでも離婚したネタすら脚本に練り込むとは……







【感想(ネタバレ)】





OPに登場するジェナ・オルテガが“初代ドリュー・バリモアポジション”とわかった瞬間「いつ退場するのか」……もうそれしか考えてなかったら「7回も刺されても生きてました。」なんてチート使われちゃあ、初代を知る人ほど騙される展開なのが面白い。代わりについにシリーズ屈指の「愛されキャラ」デューイの退場。なんだかハリソン・フォードみたく有終の美を飾って引退したいから殺してくれって話でもしたんかな?……でも言い方悪いけどさ、デューイって初代からずっと「なんでコイツ死なないんだ?」みたいな、これまで何度も「死亡フラグ」立っては謎の主人公補正で危機を逃れてきた、それがもう老いで効かなくなっただけなんじゃないかと変な妄想してしまいました……(汗)「オリジナルキャラの退場」もホラー映画では割とあるあると言うか、そんなこと言ったら「エルム街の悪魔」なんて毎回「俺の屍を超えて行け」展開だったもんな…。


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今回は割と犯人が、私はわからなかったですね。いやなんかテンポよくみんな死んでいくし。途中から消去法的な推理は出来ても、いやあの二人の接点……すっくなぁ〜!!!(苦し紛れの理由:掲示板で知り合った)でもラストでフットボール野郎ですら生存してたし?生還者はシリーズ随一だったかも…??



なんでも評判良くって現在「パート6」の制作が進められているようで??(姉妹は続投らしい)「身近な同級生が実は殺人鬼」という身内に潜む恐怖、人間が一番狂ってて恐ろしいのは25年経った今でも新作を求め続けるファンの存在が物語っているというような……。


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