top of page

スターシップ9(2017)


ree

【原題】Orbiter 9

【監督】アテム・クライチェ

【出演】クララ・ラゴ アレックス・ゴンザレス ベレン・ルエダほか

【あらすじ】

近未来、地球は公害汚染によって人間が住めなくなりつつあった。エレナは、地球の代わりになる移住先を探す恒星間飛行の旅に出たものの、宇宙船が故障し救援信号を送る。その呼びかけに応じたエンジニアの青年アレックスが救援に駆け付け、互いに好意を抱いた二人は一目で恋に落ちる。しかし、二人の出会いには人類の運命を左右する秘密が隠されており……。(Yahoo!映画より)






【感想(ネタバレなし)】
ree

『STAY STATION(只今自粛中)』






どーもどーも先日ふと刺激が欲しくなりプロジェクターの大画面でホラーゲームをやったらOPの途中でゲームの電源を落としましたラーチャえだまめです。今日はそんな刺激のない毎日にもめげずに毎日筋トレにはげみ規則正しい生活を何十年も「たった1人」で行っている、しかも宇宙を漂う「スペースシップ」の中で……「宇宙では、アナタの愚痴は聞こえない。」【スペースシップ9】

ree

いやーコチラの映画スペイン産のSF映画でございまして日本でも劇場公開された作品。そういえば観に行かなかったなー、なんかあんまり話題になってなかったし?今回観るまで「スペイン産のB級映画」くらいにしか思っていなかったんですね。いやまぁ船内デザインとか特に特質すべき点はないし、まさかずっと船内だけの映像で90分持たせるの?若干の不安さえあったもののいざ蓋を開けたらばいやーそれが幸か不幸か前情報を入れずに観たのが結果的に「大正解」だった、というこれはまたなんとも「予想外」な展開が楽しめる映画、だったんですねー。 宇宙船のたった1人の乗組員エレナ。彼女は船内で産まれたスペースチャイルd、、、両親は産んだあと3人だと酸素が足りなくなるとかなんとかつべこべ言って船から離脱したらしく結果的に幼少期から1人で生きてきたいわば「ボッチの達人」であり、唯一の話し相手は船内のナビゲーションのみ……いやー私ならとても耐えきれませんねぇ。なんだよ知ってたらライン電話してやったのn… 彼女の生まれた時から課されている「生涯の任務」、それは環境汚染で人類が住めなくなったアースに代わる星を見つけ出すという「人類移住計画」の遂行。その為に彼女はたった一人で今日も日の当たらない宇宙空間を眺めながら星の探索を続けています。そんな暮らしを何十年も続けている彼女にも、唯一待ち望んでいる「ある一大イベント」があったんですね。


ree

それは船内で故障が起きた時に近くのステーションからくるメカニックとの接触……あ交流ですね。産まれてこの方一度も異性と付き合う事どころかキスだってしたことない抱きしめて貰った事もないメカニック(♂)との出会いはエレナにとって「他人と触れ合える唯一の瞬間」であり唯一無二の「“乙女心”の着火剤」……なんとも儚い話じゃあないですか(そこに___愛はあるんか?by◯◯◯)私なら船内壊しまくってドンペリ出してソファに深く腰掛けて両手に花……あそーゆー店ではない? そしてやってきた一人のメカニック。おおー端正な顔立ち&イケてるメンズでエレナさん出会って数秒で「こぉ〜いぃ〜しちゃったんだ♬」ああーYUIが流れてるとー?もうメカニックが気になって気になってしゃあない&夜も眠れずついにそっと彼の寝室の前で……しかし翌日目を覚ますと「突然の別れ」がエレナを襲います














ree









ree










ree










ree









ree










ree
















ree







何故彼はずっと“そっけない”態度なのか??…まぁ結果的にこの後メカニックもエレナのことが気になってしまい…という展開になるわけですが、言えるのはココまでなんですねー。果たして2人の運命は?そしてアナタの予想をはるか彼方の銀河系に吹き飛ばすかもしれない「意外な展開」とは??____詳細はCMのあt


【感想(ネタバレ)】



いやーまさかの「井の中の蛙大海を知らず」ネタだったとはですねー、エレナさんメカニックに連れられて船外に出てびっくりですよ








ree

え、ここ“地球”ってやつじゃね?

全ては「オービター計画」という人類移住計画の為の壮大な“ヤラセ”の産物だったんですね。エレナは科学者夫婦の遺伝子から生まれたアンドロイドで(両親もウソ)人類の新しい居住地とする惑星セレステに向けて民間宇宙施設が15年後にスペースシャトルを打ち上げる計画をしているんだと、しかし数年前にアンドロイドが操縦するスペースシャトルが墜落、207名もの死者を出しちゃったから次世代型アンドロイドを開発しなければいけなくなった、そこでエレナを含む10名のアンドロイドを船内に“見立てた”地下施設で生活させて観察する、というシュミレーション実験をしていたんですねー。“地球が大気汚染で住めない”ってところしかもはや合ってねえじゃねえかよ。エレナを代弁して申すならマジフ◯ッキューな話ですね。その研究員の一人だったメカニックはエレナとの出会いで“情が移って”しまい、そこから「ホンモノの恋」に発展していくというSFというよりはラブストーリーがメインでしたね。

ree

まぁそれは別に気にならなかったんですけどね、いくら毎日筋トレに励んでいたとはいえ施設生活で“地上で生きられないカラダ”になっていたエレナをそのまま“施設で生かしたほうがいい”と判断したメカニックは、自らも研究所のモルモットになる事を決意、最後は2人仲良く施設に隔離され子どもまで作ってめでたしめでたし…?なラストがちょっと気になりました。 人殺しの責任者をちょっと信用しすぎでは?なんだかセラピストが無駄死にしてないか?ラストに施設から成長した子どもが出てきてそれを研究所の責任者たちが迎え入れて映画は終わりますが、仮にも人殺しにああも簡単に自分の子どもを引き渡せるか?と考えると、ちょっと疑問が残ります。だってあの後平気で人体実験とかしそうじゃないですか?

ree

あとはメカニックが責任者とした“取引”が気になりました。自分も一緒に暮らすことで“被検体”が増えるから、でしょうか??個人的には「エンジニアとの間に生まれる子どもの観察」の事なんじゃないかと、ただそう考えるとちょっとおかしい事になるんですよね、責任者が抱き合う2人を鏡越しで覗くシーンで“はじめてエレナが妊娠6週目である”ことを知るからです。取引成立後に知るわけですから、それだとおかしいですよね? 色々突っ込みどころはありましたが、“アイデア”自体はたとえそれがSF映画でよく使われる「使い古されたネタ」だとしても、それをあえて序盤にネタバレして「話のオチに使わなかった」点、それよりもラブストーリーに重点を置きにいった点は良かったですねー。





コメント


bottom of page