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ゾンビの中心で、愛をさけぶ(2018)

更新日:2019年11月24日


【原題】Zoo

【監督】アントニオ・トゥーブレン

【出演】ゾーイ・タッパー エド・スペリーアス アントニア・キャンベル=ヒューズほか

【あらすじ】

カレンとジョンの夫婦は、別れる寸前だった。ある日、人間がソンビ化する疫病が広がり、街はゾンビであふれかえる。二人は感染を避けるためにマンションの部屋に閉じこもって救助を待つが、ゾンビ以外にも食糧狙いの強盗や怪しげな生存者たちまで現れる。二人の仲は、思いがけないサバイバル生活で回復しようとしていた。(Yahoo!映画より)






 
【感想(ネタバレなし)】

『極論:パンデミックで必要なもの=コカ◯ン』

 





どーもどーも最近日高屋の汁なし麺の麺が細麺になって絶句しておりますラーチャえだまめです。まぁそんな事はどーでもよくっていやーまさかゾンビ映画でこんな顔が濃い、あいや「ひぃ〜とみぃ〜をとぉ〜じてぇ〜♫」の誰もが世界の中心でなくても叫びまくったカップルの片方が病死か何かしないと泣けなくなってしまったとかいないんだか恋愛映画の金字塔「セカチュー」こと「世界の中心で、愛を叫ぶ」!!から本当に許可をとったのかさえ疑わしいレベルでタイトルから壮大に“やらかしてる”その名も【ゾンビの中心で、愛を叫ぶ】!!



いやーだってまんまだもん。笑っちゃうよなー。「ボクはしにましぇんッ!!」あいやそれは武田鉄矢だっt、リアル「助けて下さぁーい!!」状態に追い込まれた人類滅亡間近、そして“離婚”間近のとある夫妻がゾンビに包囲されたマンションの一室に立て篭もり再び芽生える夫婦の「愛の再生」を描き出す、まさに冷えきった夫婦に朗報!?否、逆に「ゾンビがいなきゃ愛は生まれないのか(笑)」というツッコミはさておきとにかく物凄くふざけたタイトルなのに最終的に「全くタイトル詐欺していない」事が判明する文字通りの「セカゾン」映画、だったんですねー!!



いやーだってもうほとんどゾンビ出てこないんだもん!!笑っちゃうよなー!!本作は全編マンションの一室のみで展開される聞こえが悪いとヒジョーに退屈な映画なのではないか、とさえ思えてしまいますが原題の“ZOO”というタイトルまさしく本作はZOO=ゾンビ✕人間◯という部屋に缶詰状態の夫婦をさながら動物園のゴリラをオリの外から眺めるかの如く












“もしもゾンビで世界が崩壊したら夫婦の愛は戻る?戻らない?”






というモニタリングしているような気分にさせてくれるんですねー。まさに我々は「“夫婦”という名の不思議な生き物の生態記録」を鑑賞するのであります!!これが意外と面白い!!夫婦の秘密が!?徐々にその本性(特に妻笑)が明かされる!!そしてそして1組だけでもヤバい(意味深)のに外から避難してきたもう1組の夫婦と合流しちゃったネクストステージ!!夫婦の“愛”と共に














「人間のエゴ」






さえ面白おかしく描いた、これはなかなかネタ的に見たら思わぬアタリ映画でしたねー







 
【感想(ネタバレ)】






前半はなかなか笑いどころが多くて良かったですねー2人とも自由気ままに隣の家から食料から服からTVから盗みまくるわその上最終的に食料が尽きても“赤ワインだけは残る”人類滅亡なんて酔っ払わなやってられねぇってか?いやいやそれ以外にヘソクリの容量でハッパとか白い粉とか玉状の飲み薬を大量持参していた恐るべし妻の本性が暴かれる下りは良かったですねー

















「マフィンにエクスタシー」←今年度流行語大賞(仮)







“夜の営み対決”で途中から加わる夫婦が呆気なく死んでしまうのが意外でしたね。「整理整頓が得意」て……ドラクエなら絶対パーティに入れないわ(笑)ちなみにあの細身の奥さん役の人どっかで観たことあるなーと思ったらついこの前紹介した「ザ・カナル」にも出演していた人でした。



世界が崩壊しても比較的楽観的に“充実した1日”を過ごす前半から一転、ついにやっている“片方がゾンビに噛まれる”というお決まりパターンで一気に本家本物の「セカチュー」ばりのシンミリムードへと変身??愛する妻がゾンビになろうとそれでも愛を貫き通す覚悟を決める夫。「明日になれば救助隊が助けにきてワクチンでキミは助かる。でもそのワクチンには副作用があって…」の話の通りに最後は救われるのかと思いきや、現実はそこまで甘くない事を唐突に突き付けられる実に救われないラスト……。最後の最後で急に“ソンビ映画の本性”を現すとは!!なかなか憎い演出ですね〜。個人的には最後もコメディで締めて欲しかった所ではありましたが



明るいんだか暗いんだかコメディ?シリアス?ヒジョーにアンバランスな映画でしたねー。まぁでもゾンビの数だけ映画がある、とは言うか言わないかわかりませんがまだまだネタが尽きない“引き出し”の多さには脱帽ですねッ!!次はAh〜旅立ちの歌〜さぁどこへ行こぉ〜♫の「ゾンビ空」ですか?










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