タランチュラのキス(1972)
- ラーチャえだまめ

- 2020年12月30日
- 読了時間: 5分

【原題】Kiss of the Tarantula
【監督】クリス・マンガー
【出演】スザンヌ・リング エリック・メイソン ハーマン・ウォールナーほか
【あらすじ】
葬儀屋を営むブラッドリー家の娘スーザンは、日頃から母親に冷たくあしらわれ、友達もいない孤独な少女だった。そんな彼女が、唯一気を許せるのは、内緒で飼っている毒蜘蛛タランチュラだった。スーザンは、そのタランチュラを使って、邪魔な人間を次々と殺していく。母親を殺し、クラスメートも殺した。そして、ひとりの男が愛を告白するため、彼女に近づくが…。
【感想】

『年末年始はホラー見よ?No4』
どーもどーも先日スマホでYouTubeを見ながら「あれスマホどこやったっけ?」となりましたラーチャえだまめです。『年末ホラージャンボ1億スクリーム特集』ー!!!!……3日間に渡り投下して参りました年末or年始の自宅監禁にオヌヌメのホラー映画、ご紹介するのも残念ながら今日で最後となってしまいました。ラストを飾るのはみんな大好き国民的“親愛なる隣人”がお近づきになりすぎて大変な事態になってしまう
【タランチュラのキス】…!!!いやーこれまた、、、、、全く知らない映画でございます「タランチュラのキス」!!これはタイトルから並々ならぬチカラ、いや大変興味を惹かれてしまいました

「少女が“愛蜘蛛”タランチュラを使い殺人を犯すリベンジホラー」!?な、なんてこったあああああああい!!!??タランチュラを操る少女だってぇ!?タランチュラといえば蜘蛛愛好家たちの間で「毛並みがフサフサで可愛い」などと最近ではペットとして飼い慣らされている一方、昆虫自販機で食用”として売られている幅広い層にウケがいい、そもそもアメコミの世界では熱烈な人気を誇るご存じスパイダーマッ……の影響からなのか最近私も家に現れては他の害虫を駆除して貰うためそのまま放っておいてあげたりたまに手の上に乗せてみては「噛まれたら手首から系でも出てこないかな」などとすっかり恐怖心より「ヒーローとしての目覚め」の憧れてき存在、、、、しかしそれもベビーヨーダ並みの小ささゆえ、手のひらよりも大きな「BIGサイズ」となればそこまで可愛がれるか、というと私そこまで自信がありません。。。。。
そんな見ただけで「生理的に無理」と目を瞑りたくなる方には恐怖以上の何物でもないかもしれない!?しかしそんな生命体に心奪われ、そして「癒し」を感じるひとりの少女がいたんですね〜。誰がなんと言おうと

彼女の「心の拠り所」は蜘蛛でした
幼い頃から蜘蛛に並々ならぬ愛情を注ぐようになった葬儀屋の娘スーザン。しかし彼女のその蜘蛛への探究心は誰にも理解されることはありませんでした。実の母もその一人であります

めっちゃ首グワングワンされるやん
「スーザンッッッッ!!!」といつもしかめっ面で厳しく叱るお母ちゃん……まぁ旦那に対しても「死臭のする手で触らないで!!」とか平気で言ってしまうアバズ……加えて旦那の弟にもヒソカに手を出していたという“兄弟不倫”すらやっていたワケで……それを知っていたスーザン。はいどーもー!今日はですね、えーお母ちゃんが一人ベッドで就寝中に大事に大事に育ててきた「“愛蜘蛛”を興味本位で部屋に放ってみた。」をやってみたいと思いまーす!!

彼女が最期に発した言葉は「マー」
アナフィラキーショックですか?ダマサれた大賞よりもインパクトのあるあまりに巨大なタランチュラを胸の上で乗せられたショックでちーんしてしまったお母ちゃん……てかタランチュラでかくない?今作に登場するタランチュラすべて「ホンモノ」でございます……だからこその「見応え」。まぁタランチュラのスタントと言っても実際に演者のカラダの上に乗せているだけで褒めるべきはむしろカラダにタランチュラが乗せられていながら演技を続行し続けていた演者の方なのですが

それでもホンモノですからね?しかも出てくるのは1匹だけじゃありません。シーンによってはそれがウジャウジャ画面に写ルンですしちゃうわけですから??逃げ場なしのダストの中で放たれ日にゃあもう……これは蜘蛛恐怖症の方には18禁以上のシロモノかもしれません。ですが皆さんタランチュラは毒をもっておりますがその威力は弱く「痛ぇ〜!」と噛まれることはあっても実際にはそれほど危険な生き物ではないらしいですよ?そんなことなどつゆ知らず成長したスーザンを虐めたヤングたちにもスーザンから“蜘蛛の洗礼”を受け次から次へとショック死してしまい……おそらく全員蜘蛛アレルギーだったのでしょうあまりの効果絶大さに不信感さえ感じてしまうほど皆狂ったように倒されていく。これには警察もお手上げですよねだってスーザンがやったという“証拠”が何一つ見つからない“完全犯罪”なんですから……
そしてその中島みゆきも恐怖乱舞するスーザンの“蜘蛛の糸”は「姪っ子を手にかけた」叔父にも絡むように……それにしてもなぜスーザンは蜘蛛女となったのでしょうか??

そこには「誰からも嫌われる」存在として、どこか共鳴する部分があったのかもしれません。葬儀屋の娘として周りから気色悪がられていたスーザンは周りと上手く打ち解けることが出来なかったのではないか、そこまで詳しい背景が描かれてはいませんが容易に想像が出来るといいますか、そんな孤独な少女を救ったのが同じく人間から気色悪がられ弾かれる蜘蛛だった。スーザンはただ蜘蛛を愛していただけなのです。スーザンは悪くありません。悪いのは「スーザンを苦しめた連中」なんですよね。それなのに途中からソイツらが“被害者ヅラ”するんですよ。はぁ?因果応報じゃボケェー!!と完全にスーザンを応援して観ておりました、そんな「復讐」がテーマなのですが蜘蛛恐怖症の方以外は割と最後までスッキリした気分にさせてくれる映画かもしれません。最後までヒロインに感情移入出来なくもない、ヒロイン役の女優さんがまたなんともお美しいのに腹巻きもしないでお腹の上にこれまた生きたタランチュラを……
いやー個人的にはむかーしの映画ですがかなり楽しませて頂きました、全く未知だったからというのもあるかもしれませんが、これ旬な女優さん使ってリメイクされたら結構話題になりそうなんだけどなぁー。まぁCGでタランチュラ作るならやっぱり現代版でもホンモノを使って欲しいですけどね……でもそしたらリメイクする意味ないか
……いかがだったでしょうか。4日に渡りお送りしてまいりました巣ごもり生活にうってつけかどうかは一切責任の取れない4本勝負。そして明日で2020年も最後になりますね。明日また暇だったら更新します。それではサイナラ、サイナラ、サイナラ、、、、、




タランチュラって言うほど実は危険ではないみたいです……(私も調べてビックリしました笑) 実物のタランチュラがのっそりキャストの肩に乗ったり意外と可愛いと思いました笑
こんにちは。映画ブログ(https://orange489.com)を運営しているものです。
私もタイトルに惹かれました笑 本物のタランチュラを使っているとは恐れ入ります。
でも、タランチュラってそこまで毒は強くないんですね。知らなかった...
でも、生物の毒って体が小さいほど強いらしいですもんね。例えばでかいサソリより小さいサソリの方が猛毒を持ってるなんて良い例。
私は別にクモは大丈夫なので、この映画見ても失神はしないでしょう。
時間があれば見てみたいと思います。