ダンボ(2019)
- ラーチャえだまめ

- 2019年3月31日
- 読了時間: 5分

【原題】Dumbo
【監督】ティム・バートン
【出演】コリン・ファレル マイケル・キートン ダニー・デヴィートほか
【あらすじ】
サーカスで生まれた象のダンボは、耳が大き過ぎると笑われていた。だがサーカスの元スター、ホルト(コリン・ファレル)の娘ミリー(ニコ・パーカー)と息子のジョー(フィンリー・ホビンズ)は、家族の一員としてダンボと接していた。ある日ミリーとジョーは、偶然ダンボが空を飛べることを知る。そのことが、ほかのサーカスを経営するヴァンデヴァー(マイケル・キートン)の耳に入る。(Yahoo!映画より)
【感想】

『哺乳綱長鼻目ゾウ科中“最強の可愛さ”』
えーマジですかウソや〜ん

きみレーシックした?
しかもヒライって誰やねん。。。(ジンとウォッカが仲良くジェットコースター乗る所で時代が止まっている男)どーもどーもラーチャえだまめでございます。今日紹介する映画は_?
「飛べないブタはただの金華豚」、あいえいえあの天下のネズミーが「不朽の名作」をついに実写化【ダンボ】!!!いやーダンボですよダンボ。もうーみんな知ってるダンボ。。。。幼稚園並びに自宅にあった“ディズニー不朽の名作絵本”的なもので幼少期から耳がでっかくなるくらい親に“読み聞かせ”させられていた方も多いのではないでしょうか、そうやってまだ脳が柔らかいチャイルドのうちから“洗脳”知らず知らずに家庭用絵本として子育ての“バイブル”的存在にまでなり全国の幼稚園に絵本を一斉にバラ撒き“教育用教材として使用”させたという逸話は非常に有名であり「ダンボ?あーあんまり覚えていないけど知ってるわよ」…ハイそこのアナタ!!一体月に何度ネズミーランドに通っている!?これぞネズミーの恐ろしきマインドコントロール!?そして2019年!!そんな少年少女達も今ではすっかり体臭臭く、いやたくましく成長してしまいました

“実写化”の波が歯止めロドリゲス問題
「ライオンキング」に「アラジン」??おいおいおおおおおい!!幾ら何でも1年に欲張り過ぎだよネズミー!?砂糖もないのに怒涛の実写化ラッシュにサノスの粛清対象にならぬか非常に緊迫した状況の中、今回実写化された「ダンボ」はこの“氷山の一角”に過ぎない??一体どんな映像体験が我々に待ち受けているというのか……

わぁーーーダンボきゃわいーーーいーーーーー♥
こんなゾウ!?見たことある!?笑いやーおったまげーですよ、光り輝くブルーの瞳に愛くるしいフェイス、あのダンボがついに実写化されました、しかも“最上級に今風”に。。。。
OPからまさか機関車トーマスが出てくるとは思ってもみませんでしたが、「ダンボ」って言ったらネズミーランドのアトラクションは「白雪姫」を“3辛”だとすると「“2辛”くらいには怖い」ワーナーがネズミーと“共作”した「ロジャーラビット」では鳥の羽根ではなく“ピーナッツ”をバラ撒けば勝手に飛んでくれるムダ知識ばかり知ってはいたもののそうそう「ダンボ」の“詳しいストーリー事情”を語れる人って意外と少なくないですか??

母親ゾウと離れ離れになって……意地悪なサーカス団に利用されて……なんとなーくそんな感じだったような記憶が……。しかし!!今回その謎が実写化で判明致します!!そもそも「“ダンボ”の名の由来って?」クライマックスはどうなるの?……本作を見れば一目瞭然、アナタのこれまでの“失われた記憶”が呼び戻されるかもしれません!!
さらにさらにキャスティング。いやー「ロブスター」「聖なる鹿殺し」での“激太り”が大変衝撃的だった未だに電話ボックス恐怖症の可能性もあるコリン・ファレルが実に「フツーのお父ちゃん」を演じております!!いやーなんか安心!!笑その長女を演じる子役は「ウエスト・ワールド」「ハン・ソロ」のダンディ・ニュートンの娘さんだそうな。さらに徐々に“ヘレナ・ボナム・カーター枠”になりつつあるエヴァ・グリーン、盟友アラン・アーキンに

コウモリ男×ペンギンの“再演”
これですよこれ!!いやー上野動物園でも決して同じ柵には入れないであろう「バットマン・リターンズ」のキャストが再び!!特にお久しブリーフなダニー・デヴィート!最近あんまり映画で見かけてしておりませんでしたが、サーカスの団長というピッタリ過ぎる役を、さらにそのサーカスをダンボもろとも“買収”する「ワンダーランド」の設立者に我らがコウモリ……“蜘蛛男”すらビビらせた霊長類最強の“鳥人間”ことマイケル・キートン。元は“宿敵”同士だった2人がこうして別の作品でも共演とは嬉しい限りですねー。
監督は「アリス」に引き続きネズミーの忠実な下僕として働いております中高生のアイドル的人気、のある作品を量産するティム・バートン

…が“撮る”必要あった?(笑)
いやーなんと言ったらバーモンドカレー並に“まろやか”に言えますでしょうかココから先読まれる方には先に謝罪させて頂きたい(でもしない)確かに耳のデカいダンボがいじめられたり戦争に行って片腕を無くしたコリン・ファレルが「子供が怖がるから」という理由で義手をしてステージに立つ等、「シザーハンズ」を連想させる「差別」をテーマにしているスタンス“バートン節”も見受けられましたが、彼の独特な“毒っぽいキャラクター”、ちょっと不気味な作中の“色合い”だったり、ではあとどんな特徴があったか…と考えると、今回はだいぶ薄いのです。
本作は良く言えば「平均的」、悪く言っても「平均的」といいますか、勿論“誰しもが”等しく楽しむ事が出来るまさに「サーカス」のような映画(まあサーカスだし笑)パオンパオン我らがダンボがサーカス台の上からダニー・エルフマンの壮大な音楽に乗せて“あいきゃんふらい”した時の感動!?ヒジョーに胸熱展開でありヒジョーに温かい「ぬくもり感」あるファミリー映画……
でも“それだけ”なんですよ。あとはもう、本当に“クセ”がない。否無いことに越したことはないのかもしれない、普段あまり映画を見ない方にはこれ以上ない「安心感」に包まれるかもしれない、しかしなんだろう作品として“白すぎる”。言ってる意味?私にもわかりません(…ぎょ)きっと“上の命令”に忠実に従ったんでしょうね〜、怒らせると怖いですからねぇ〜特に“元社員”のティム・バートンさんなら尚更従うしかなかったでしょう、なんか最近の彼は一昔前の「三池崇史化」が進んでいるような気がしますハイ。ネズミーの“雇われ監督”的な?「楽しかった。」でもそれ以上の感想が出てこない(いやそれでいいんでね?w)薄汚れた社会の闇にすっかり毒された心を持ってしまったなぁ〜と痛感させられた、そんな作品でありました(どんな映画だよ!)




コメント