デスカメラ(2011)

ラーチャえだまめ
2020年3月24日
読了時間: 4分

更新日：2020年3月26日

【原題】Skew

【監督】セヴェ・シェレンツ

【出演】ロブ・スカッターグッド　アンバー・ルイス　リチャード・オラクほか

【あらすじ】

リッチとエヴァ、サイモンの3人は、友人の結婚式に出席するため車で旅に出ることに。結婚式に備えてビデオカメラを新調してきたサイモンは、道中もずっとカメラに夢中で、リッチとエヴァをあきれさせる。しかし、ある時からカメラで映した人物の顔が歪むという怪現象が発生。さらに、映された人物が次々と不審な死を遂げていく。

【感想(ネタバレなし)】

『コワすぎ！？世界のマル秘Xテープ⑥「呪いのカメラ編」』

どーもどーもカメラ映りが悪いとよく言われるのでいつ撮られてもいいよう常に構えていますラーチャえだまめですコワすぎ！？世界のマル秘Xテープ！！今宵は少し趣向を変えて……お送りしたいと思います毎度手の込んだ「呪いの映像をカメラが納めた＿＿！！」なんて面倒なのでもう“カメラごと呪っちゃったほうがコスパよくね？”と思ったのかは定かではない【デスカメラ】！！！

いやー世の中には探せばまだまだPOV映画がゴロゴロ存在していて全くキリがありません。遠方ーリオの友人の結婚式に出席する事になった3人の若者。そのうちの一人が暇つぶしに持ってきた1台のビデオカメラで撮影していると何故か道中様々な“死の瞬間”に出くわすように………死んだ者(コヨーテ含む)達にはある“共通点”があった

顔がSkew(歪んで)映った者は必ず“死ぬ”

(注：歪んでいません元からです)

某キラキラネームの主人公ならそれを悪用した可能性すらあるとんでもクライシスな魔力を秘めたまさに“死のカメラ”でありますが＿＿＿＿＿＿この映画の興味深いのは「どうして撮影者の顔はいつも映さないのか」「何故いつもカメラを回し続けるのか」というPOV映画長年の疑問にフォーカスしたと言っても過言ではない？？呪われたカメラだと知ったあとも何故かカメラを回し続ける“撮影者”。なぜカメラを回すんだ！いつまで回すつもり！？それは撮影者本人も“呪われて”しまったからなのか…？？あるいは“ただのク○野郎”か……

その“状況だけを映す”ありがちなPOVとは少し違い、撮影をやめない、いついかなる時もカメラを手から離さず撮影し続ける“カメラ小僧の気味悪さ”がよく表現されているなぁ〜と思いましたね。反面どう考えても尺伸ばしとか思えない無駄なシーンや“いつものオッカナビックリの心霊の萎えるヤツ”等安直な演出も多く見られる作品ではありますが……低予算映画と割り振って見るほかありませんねｗ途中映像が急に止まったり乱れたりして借りたでぇぶいでぇーにキズでもついてんのか一瞬わからなくなりましたがどうやら演出だったみたいですね…。まぁやりたいことはなんとなく伝わってはきましたが

サンプラザ中野くんですか？(笑)

【感想(ネタバレ)】

いやー“何故車と平行して走る(笑)”あ、いやいやこの映画の最大の疑問、そしてそれに“取り憑かれて”しまっている自分こそある意味作者の「計画通り(ニヤッ)」のドツボにハマってしまったのかもしれませんが(笑)これねぇ、実は呪われていたのはカメラの方じゃなくて“撮影者本人”だった説が有力だとは思いませぬか！？

「幼少期から親に写真を撮られたことがなかった〜」過去の思い出などを記録する事を何故か親から禁止されていてその反動からカメラ小僧になってしまった、という昔買って貰えなかった超合金を成人してから買うんだみたいな言い訳がましい経緯が明かされますが、それはおそらく彼を撮影する、あるいは“彼が撮影”すると撮影された者が死ぬ、ということを親御さんは何らかのカタチで知っていたからではないでしょうか？？つまりカメラ小僧は“カメラ越しで相手を殺すことが出来る”能力者だった……？？決して悪気はなくとも彼にはそのような呪われた力が備わっていた、ポイントなのは“カメラ越し”です。そう考えると道中様々な“不幸”が立て続けに起こるとても偶然とは思えない現象も説明がつく……ただ友人をカメラで殴ったのだけは例外でした。友人の顔は歪んではいなかったのに何故？それは撮影者“自らの手”で殺害したから……なんていうテキトーな理由を考えてみる(笑)

まぁいずれにしろ“撮影者はサイコパスで浮気もして友人の恋人ともイチャつきたいと思っている最低野郎”という事実は変わりませんずっと撮影して人のプライバシーを侵害しまくるヤツとか普通にウザいわ！！(笑)「自分だけ助かりたい」からカメラを回し続けていると友人に疑われても仕方がないですよね。ほかにも友人の恋人の消息にやたら高圧的な態度をとるポリ公が取調室でいきなり銃殺されるどう考えても説明不可能な点など制作上の“穴”はありますが、最大の謎はなんといってもコレ