ネメシス(1992)
- ラーチャえだまめ

- 2020年11月29日
- 読了時間: 5分

【原題】Nemesis
【監督】 アルバート・ピュン
【出演】 オリヴィエ・グラナー ティム・トマーソン ブライオン・ジェームズほか
【あらすじ】
人体のサイボーグ化が珍しくなくなった近未来を舞台に、サイボーグ犯罪を取り締まる特捜官の活躍を描いたSFアクション。(Yahoo!映画より)
【感想】

『主役が某有名ギタリストにしか見えない件』
どーもどーもポテトチップスを箸を使って食べたら美味しさが半減する気がするラーチャえだまめです。早速ではありますが今晩はコチラの映画を拝見させて頂きました
【ネメシス】!!!……いやーこれまたキナ臭いバブリーアッシーボディコンSF臭がルービーよりクンカクンカしてしまうちょっと前に復刻版として再ソフト化されたらしいコチラの映画、シリーズ4作も作られているんですかいやー全然知らなかったなー、まぁ知らなくてもワンピースみたいに“人生損してる”なーんてことは……と思っていたらですよ、いやいや私ビックリしてしまったんですよね

木根尚登さんですよね?
実はボーカルの横でエアギターしてたってしくじり先生で暴露してたTM NETWORKの木根さんですよね?え違うんですか?……あメガネだけですか、はぁ……?

やっぱり木根尚登さんじゃないですか
時は幻の東京オリンピックから7年後の2027年、人体改造が当たり前になった時代で犯罪者を追う一人の凄腕ブレードランn、、、「半サイボーグ」化した捜査官がいた。彼の名はアレックス・レイン。グラグラ〜グラグラ〜グラグラグラニュ〜糖でおなじみ常にグラサンがないと人前に出られないシャイマンでありながら画面外の我々にはめちゃくちゃ喋りかけてくる実におしゃべりクソ野郎な一面も持つキメ顔のマッチョマンでありながら割りとすぐやられr…

今日もせっせとサイボーグカノジョとおっぱじめるふりして闇取引の現場に潜入中、現場にやってきた反社会勢力のグループと衝突してしまった。「ターミネーター2」の戦争シーンの撮影に使われ瓦礫ごとそのまま残ってたから返って用意する手間が省けた廃墟で壮大に繰り広げられる銃撃戦。何故そんなにバンバン撃てるのか?決まってるじゃないですか「弾が無限」だからですよおお!!一体全体そんなモデル体型なら軽すぎて思いっきり後ろに吹っ飛びそうな巨大ライフルを無表情でバンバン撃ちまくる美女軍団に木根さ、、アレックスも逃げつつ懸命に応戦。一人また一人と敵を倒していくがあと一歩届かず敵の銃弾の前に倒れた。。。。その後なんとか敵を壊滅することが出来たが無数の銃弾を浴びた己のカラダは新たにサイボーグ化され目が冷めると小室哲哉の横でギターを演、、大きなイ◯モツ以外ほぼ全て機械のカラダになってしまった……

「ブレラン」×「ロボコップ」×「ターミネーター」÷3=「ネメシス」
NEWアメリカだのNEWリオデジャネイロだのなんでもNEWつけりゃいいってもんじゃない世界観は完全に今流行りの「サイバーパンク」感アリストテレスといいますか、低予算なB級映画でありながらそのチープ感が逆に今見たらたまらない出来といいますかまさに復刻されるに相応しい「今だから再評価」されてもいいのかもしれない??しかも80年代に流行ったSFスパイスをパスタに粉チーズ1本分使いたがるチーズ愛好家の如くこれでもかとぶち込みまくった欲張りハッピーセット!!キャストにブライオン・ジェームズの名がある時点で何かを察し、機械化したカラダに悩み苦しむ姿はマーフィーを連想させ白髪のオッサンのロボットダンスの上手さにクライマックスに“中身が出ちゃった”姿は完全にスケルトンで加えて心臓に爆弾埋め込まれちゃうサービス付き!!ここまで入れて面白くないわけがない!!けどどんな料理も「半ナマ」だったら美味しくないですよね??…言うな!!それ以上は言うなよ!!

主人公アレックスを演じるのはフランスのアクション俳優オリヴィエ・グラナー(し、シラネェ……)アメリカ映画の本作出演時まだ英語があまり上手く喋れなかったらしくちょいちょいセリフを変えてもらっていたらしい。と言うのもこれまで50本以上の作品を手がけMCUより何年も前にキャプテンアメリカの実写映画化もやってのけた「サイボーグ」でも同じく当時あまり英語が得意じゃなかったジャン=クロード・ヴァン・ダムのセリフをちょいちょい変えてくれたアロハ出身のアルバート・ピュン監督のおかげもあるのかもしれません
がその代償としてグラナーさんハワイ国立公園の火口を上半身裸で走らされる事態に(共演の女優の方がもっと大変そうだが)その先にも述べました「ロケ班」の仕事っぷりが冴え渡り過ぎているというか

OPに登場したLAはどこ吹く風のすぐに舞台は荒廃した砂漠地帯にリオの「シャングルー」と呼ばれる熱帯地区?近未来映画の舞台が思いっきりジャングルというこの一見それっぽくないような舞台が返って「ターミネーター」などLAを舞台にした作品と差別化出来ていてこれはこれでアリだと私は思いますね。それにジャングルなら人目も気にせず思う存分ドッカンドッカン火薬が使えるってヤツ?そのアクションシーンが正直まだバブルの恩恵を受けられていたのか?低予算映画だというのに

サラッと結構すごいことしてる
燃え上がる炎、「アンダーワールド」のベッキンセイルもビックリ地面に360度弾丸を浴びせて下の階へそのまま急降下、そして逃げ続けるキャストの後ろで豪快に倒れるセット……スゴい。カメラワークも完璧。舐めてかかったら痛い思いするアクションが素晴らしい。ちなみに「ジョン・ウィック」のチャド・スタエルスキ監督も脇役で出演していたみたい。そんなアクションだけはとてもB級とは思えないド派手なものを拝むことが出来るのも良いですねー

トーマス・ジェーンさんですよね?
あとはとにかくアレックスの周りに女女女……誰がヒロインなんだか見えてこない。あれこれってもしかして……





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