ハロウィン(2018)
- ラーチャえだまめ

- 2019年4月21日
- 読了時間: 6分

【原題】 Halloween
【監督】デヴィッド・ゴードン・グリーン
【出演】ジェイミー・リー・カーティス ジュディ・グリア アンディ・マティチャックほか
【あらすじ】
1978年のハロウィン。精神科病棟を脱走し凄惨な殺人事件を起こしたマイケル・マイヤーズは、「ブギーマン」と呼ばれ恐れられた。唯一生き延びたローリー・ストロード(ジェイミー・リー・カーティス)は、病院に収容された殺人鬼が再び現れることを想定しその時に備えていた。そして事件から40年後のハロウィン前夜、精神科病棟から患者を移送する車が事故を起こし、マイケルは逃亡してしまう。(Yahoo!映画より)
【感想】

『“殺人鬼”に襲われたヒロインは2作目で大体“覚醒”します』
“マスクを被った”ホッケーマスクの2年パイセンでもある78年犬神家とは一切関係がない白塗りの“殺人鬼”が洗濯物からコニチワーしてはや“40年”……“ブギーマン”がまたまたスクリーンに還って来ました

“2”から全てを“ど忘れ”して(笑)
どーもどーも風呂掃除中にイヤホンが水没して片耳聴こえなくなりましたラーチャえだまめでございます。今日紹介する映画はははははぁ____???
「13日の金曜日」のジェイソン、「エルム街の悪夢」のフレディと並ぶ「世界三大殺人鬼」の異名を持つブギーマン!!!がシリーズ8作、リメイク2作の大惨事をキレイさっぱり洗い流し全て“なかったこと”に大胆解釈して第1作の“正統続編”という位置づけで新たに作られた【ハロウィン(2018)】!!!これからレンタル店で借りる場合は「“ハロウィン”というタイトルが3作存在する」というとてもややこしい事態になることは言うまでもない!?製作総指揮は宇宙から来た宅配物が実はエイリアンで人に擬態する能力者でした、郵便物からの物体Xならぬ「遊星からの物体X」、メタルギアソリッドの元ネタで97年実際にはなんてことなかった「ニューヨーク1997」、いい年こいたオッサン2人がグラサンをかけるかかけないかの死闘をただ10分間見させられるだけの「ゼイリブ」、愛車を愛せど愛されるのは死活問題「クリスティーン」、レイ・パーカーjrは歌わない「ゴースト・ハンターズ」、マリリンマンソンが火星で大暴れする「ゴースト・オブ・マーズ」等数々のヒット作を生み出し、シリーズの産みの親であり「ハロウィン3」以来シリーズにカムバック!!を果たした鬼才ジョン・カーペンター!!!

いやー私大好きな監督さんでございます。実際この「ハロウィン」シリーズは先にも言った通りホラー映画特有の“量産化”という道を順調に歩んできた人気シリーズなのではありますが、正直な所いくらシリーズ、リメイクのできの良さ悪さはカンケーなしに「ジョージルーカスが作った“SW”とそうじゃない“SW”となら、そりゃ当然“前者”の方がいいに決まってるよね」理論に基づき、私のようにやはりシリーズ“1作目”がサイコー!!!と“ハドンフィールド”のモデルとなったサウスパサデナで“草陰に隠れる真似をするため”はるばる羽田からロサンゼルスへ飛び立った私としましても、このカーペンター・カムバックは素直に嬉しかったですしそしてこれは何がなんでも劇場へ足を運ばなくては!!…ともはや使命感のようなものさえ取り憑かれたが如く見に行ったわけでありますが

ジェイミー・リー・カーティスが“サラー・コナー化”してるとか聞いてない(笑)
あ、あれ…まさか今年やる「ターミネーター」と私間違えちゃっ、シリーズ1作目で当時からおばさ、ヒロイン“ローリー”を演じた“2代目スクリーム女王”ことジェイミー・リー・カーティスもカムバック!!!…したのはいいのですが、1作目の“惨劇”からすっかり“体勢”がついてしまい!?死なずに刑務所に未だご存命のブギーマンこと姉貴の裸を覗こうとして間違ってナイフで刺殺しちゃった“マイケル・マイヤーズ”が、再び街に“放たれる”という10000/1の確率まで“想定の範囲内”に治める為に!?惨劇から二度の結婚&離婚を体験しその間に娘を設け今ではその孫まで誕生した“おばあちゃん”となった今も日々“ゲートボールをやる感覚でショットガンをぶっ放し”自宅を仕掛けだらけの“魔改造”して台所の下に“地下シェルター”まで作っちゃうリンダ・ハミルトンも発症した“審判の日症候群”ならぬ“ブギーマン症候群”に悩まされる人生を送っていたぁ!?……いやーだいぶぶっ飛んでまいりましたカーペンターおじさんさては“振り切ったな?笑だがしかしその“10000/1の確率”が“当たってしまう”というのが映画の悲劇というものでございます

“どーいうワケか”逃げちゃうですね〜
まあこれはちょっと強引……否!!しかしそうでなければ新作は作られないのでありますのでご勘弁!?40年後の“ハロウィンの夜”再びハドンフィールドに放たれたブギーマン!!そう向かう先は勿論??かつて“取り逃した”ローリーご本人でございます!!!今再びナイフ片手に白マスクと被害者からしてみたら完全トラウマをほじくり返す行為ですよ!?ローリーに「いま、会いに行きます。」

“親子三代”で迎え撃つ気満々の模様(笑)
…これには流石にブギーマンも涙目!?笑“狩る”側からまさかマギカ40年後“狩られる”側に回るとは、この時ブギーマンは想像すらしてしなかった…!?という、蓋を開ければかなりぶっ飛びクライシスな“なんでもアリ暮らしのアリエッティ”状態という印象を受けました。え、ふざけてるって?いえいえそーいう訳でもなくって(いや半分はふざけてる笑)もうね、アレですよ、無論これまでシリーズを見たことがない方、本作から“ブギーマンデビュー”された方でも内容は理解出来ます。ただ“やけに古臭いフツーのホラー”という印象を持たれるかもしれません。ですがこの“やけに古臭い”こそが、当時からのファン、並びに1作目のファンの方々には「飯ウマ。」だという

1作目の“オマージュだらけ”の正統続編
という訳になってくるのです!もうーOPから完全に1作目と“同じ”だし、幼少期にカーペンターの脳裏に焼き付いたメロディで作曲されたというシリーズお馴染み、「ハロウィン」と言ったら“あのテーマ曲”がOPだけじゃなく劇中ガンガン流れ、壁に突き刺さった死体、オバQのフリ、気づいたら“死体”が消えているなどの数々の名シーンに加え1作目でブギーマンの“中の人”を演じたミック・キャッスルの再登板というファンしかニヤつかせない、これでもかと“思い出補正”されまくった、まさに“ファンの為の続編”と言っても過言ではありません!!ゆえに私個人的な意見としてはヒジョーに楽しめた!!ファンのツボというツボを激押ししまくりで逆に肩が凝りそうな105分!!ラストの“展開”も、「ブギーマンよ永遠なり!!」という場合によってはいくらでも続編に繋げることさえまた出来てしまう(あの展開でも出来るのがブギーマン流笑)事実シリーズ“最高のヒット”を叩き出したゆえに?当然続編の話は出てきているのではないでしょうか??たとえ御年60歳のジェイミー・リー・カーティスが戦えなくなったとしても??「ジュラシックワールド」のジュディ・グリアほか娘と孫娘の「ヘレディタリー」の母ちゃんも絶叫の継承しまくりの“親子三代”ならいくらでもブギーマンに対抗出来る、と思うのは私だけでしょうか……




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