バンブルビー(2018)
- ラーチャえだまめ

- 2019年3月22日
- 読了時間: 7分

【原題】Bumblebee
【監督】トラヴィス・ナイト
【出演】ヘイリー・スタインフェルド ジョン・シナ ジョージ・レンデボーグ・Jrほか
【あらすじ】
1987年。18歳の少女チャーリー(ヘイリー・スタインフェルド)は居場所がなく、孤独な毎日を過ごしていた。ある日彼女は、海沿いにある小さな廃品置き場で1台の黄色いボロボロの車を見つける。彼女は、この車をバンブルビーと名付けて直そうとするが、それは普通の車ではなかった。(Yahoo!映画より)
【感想】

『「トランスフォーマー」が「ストレンジャーシングス」にトランスフォームしたって何?(笑)』
ハイハイそういやってまた80年代オマージュしてりゃあ何でも感電時でも未知の世界だなんだってハイハイハイそんなわけ
そんなわけが“ある”のですよ!?
どーもどーもラーチャえだまめでございます!!いやー先日「先行上映」とか言ってホントは今日から公開なのにひと足お先に公開っ、、ってそれもうフツーにやれよおおお!!…とそんなことは実にどーでもよくってですね先日見て参りましたよバン、バン、バンバン、【バンブルビー】!!!公開から実に12年、12年の時を経てようやくの「スピンオフ」ですよ!?逆に思えば実に12年間総シリーズ数5作を火薬と人を吹き飛ばす勢いなら右に出る者はいない我らが「破壊神」マイケル・ベイ(ちなみにその上位補正がローランドエメリッヒ)通称“ベイちゃん”の旦那が作品を愛し大切にしたい想いからこれまでずっと総監督として地球をメチャクチャにして我々視聴者を楽しませてくれた事にはヒジョーに謝謝でございまして、こう言ってしまっては全くもって言葉の綾瀬はるかかもしれませんがジャンレノも思わずナイフを振りかざす

でももうそろそろ「AKITA / アキータ」。
正直な話“ベイちゃん節”は「ダークサイドムーン」あたりでもう充分過ぎる程堪能出来てしまいましたし?「破壊神」が自らの作品を破壊されることを恐れいつまでも第一線で破壊活動を続けた結果「最後の騎士王」らへんとかもう「なんか、もう、ベイちゃん投げやりじゃないか?」ズドドドドドドドッカンガッシャン!!ドガアアアアアアアアアアン!!!ENDロールサッサッサ!!はい終わりぃー!!!もはや“やっつけ作業”感すら覚えていた矢先、新監督による「新しい風」を蒸す作戦は“脱マンネリ化”するには非常に有効!?いやむしろ6作目にしてようやく?フランチャイズ化されたのか、というベイちゃんのトランスフォーマー、いやタカラトミー愛に改めて謝謝なんでございますが
今回ベイちゃんから託されたのが親父はナイキの創業者、その親父が立ち上げたアニメーション会社「ライカ」が制作した日本の久保さんが大活躍する【KUBO/クボ 二本の弦の秘密】で監督を務めたトラヴィス・ナイト(…キじゃないんd)監督でございますが、実写映画はお初ということで、期待半分不安半分一体どんな「ワールド」になっているのかと思ったら
まあーOPからマインドの中で“ゴイスゴイス”と打たれてしまう「IMAXによる奥行き感」!!勿論これまでのシリーズも“3D”による大迫力な映像世界は既に展開済み…しかしシリーズ最新作にして最高峰!?奥行き感!!これがとんでもなく感じてしまう、といいますか細かい配置から見せ方に至るまで“立体的”に見せる工夫?落下するシーンなんて“上から見下ろす”事でさながら私がハリウッドのユニバーサルで体感したような「トランスフォーマー・ザ・ライド」に再び乗車してしまったかのようなリアルで迫力満点の映像体験!!ゆえにこれは「IMAX」で観ることを全身全霊でオヌヌメしたいと思っていたとか途中からどーでもよくなっちゃう

「“2人”のハートフルなヒューマンドラマ」
これよ!!これですよ!?“コレこそ”が足りなかったのよ!?(ベイちゃんこめんちゃいw)これまでのシリーズでも今ではすっかりネットではハリウッドの松岡修造ことシャイア・ラブーフとバンブルビーの「男の友情」しかりオプティマスプライムビデオと人類の共闘など描かれてはおりました。がしかし!!今度の「TF」はココが違う!?まず念願のスピンオフの権利を獲得したシリーズ随一の人気を誇るオートボットの「バンブルビー」!!“彼”はこれまでのシリーズでもその活躍を充分拝めますがお調子者でどこか憎めない、けどよくオプティマスに「彼は優秀な戦士である」と確か1作目の時点でメチャメチャ褒められておった、いわば「頼もしいヤツ」っぷりを発揮していたのですが
今作ではETも嫉妬するまるで飼いかけの犬のようにビクビクしながら初めてやってきた“慣れない地球”にまだ戸惑いを隠せない「オドオドしさMAX」かつシリーズでは見せることのなかった“抜群にキャワイイ”姿を披露しているのであります!カッコよさ<可愛さ。いやーこれにはホントに驚かされましたッ!!まさかこんなにも愛くるしいヤツだったなんて、私もこんな車が欲しい
そのバンブルビーを「偶然」引き取ることになるNEW主人公、歌手としてヒット曲も連発中のヘイリー・スタインフェルド演じるチャーリー。彼女は元水泳の飛込み選手として才能があったものの病気で父親を亡くし引退。今は冴えないホットドック屋でバイトをしながら趣味で“車をいじくる”日々。母と弟は“新しい父”とすっかり仲良く家族ごっこをしている姿を見て「私は父ちゃんを忘れられない!!」と家族ともどこか“すれ違い”ビミョーなカンケーになってしまっている

そんな少女と“ビー”が出会ったことにより、「互いに“成長”していく」姿!!重要なのは“互いに”であります!!
そう、本作でのこの2人の「成長物語」だけにクローズアップ現代して描く上での、その他は「必要最低限度」に抑えられている、というのもまた特徴でございまして
ゆえに今回はシリーズ一「小規模なトランスフォーマー」といいますか、敵のディセンプコンも2体、ほぼ2体しか出てきませんし、人間だって「カリフォルニケーション」等TVドラマでもお馴染みパメラ・アドロン演じる母ちゃんほか家族のほかに登場するのは、ほぼ役立たずなハリウッド版アフロ田中(…「物体X」ファンなら同士だ‼︎笑)「ザ・ウォール」の死体役から今回もまたいい具合にシナってる(いい意味で(?))格闘家のジョン・シナ隊長など最低限のキャストで抑え、また戦闘シーンも無論今作でも「迫力」では劣っておりませんが、本作で描かれる時代がまだオートボットの存在が世間に認可される前なので流石にサンフランシスコの市街地のど真ん中でドンパチやるようなそういったシーンは無く「最小規模」でドンパチってる感は否めません
ですが、シリーズで「異常」ともとれる「2時間以下」という本編の短さ「おいおいいきなり交流深め過ぎじゃね?」物語も長すぎず全体的にコンパクトに収納されている点で言えばこれまでのシリーズの中では一番「見やすい」作品かもしれません!またこれまで明かされる事のなかった「“喋れなくなった”」理由が明かされたり、「面白いオジサン」が所属していた“セクター7”が登場したりとシリーズを見ているとニヤリとしてしまう場面も登場!ちなみにビーの「声」は実は「全力疾走芸人」こと「メイズ・ランナー」のディラン・オブライエンだったんですね!!

そして次に特徴的なのは本作が1987年を舞台にしている、ということで「80年代ネタ」がこれでもかと総導入されている点なのです!!懐かしの“あの曲”も“その曲”も!?この時代には私未だ存在すらしていませんのであまり詳しくはわかりませんが、それでも一度は聴いたことのある「名曲」という名曲(例えばボンジョビとかボン・ボンジョビとか)の「名曲たちの、流しそうめんやぁ〜♪」ばりにガンガン流れまくる!!いやーコレは本当に「ストレンジャー・シングス」で80年台ソングにドハマリした私にはサイコーなダイゴさんでございました。またストーリー自体も、例えば家の物をひたすらぶっ壊しまくる「異星人あるある」など80年台映画のオマージュだらけで、言ってしまえば今年の夏にシーズン3が配信される「ストレンジャー・シングス」に完全にトランスフォーム!!してしまったかのような!?ここまで「世界観を変えて」くるとは、ちょっと予想以上でしたね。。。。
んでもって最後にコレだけ言わせて下さいENDソング!!ENDソングですよ!!どこぞの80年代アーティストかと思ってあとで調べてみたらアラヤダ、ヘイリー・スタインフェルドが歌う「Back to Life」という曲↓なのでございますが
この曲“だけ”でも充分イイ曲だと思った人。でもねなーんかこれとは違うな〜、と思ったらENDに流れるのはこの80s Remixバージョンなのです!!!この曲がサイコーに映画と曲と「時代」にマッチした神曲となっておりますので!!ここはぜひとも劇場に足を運んで体感して頂きたいッ!!
まさにこれまでのシリーズとは「真逆」のステ振りがなされた、NEWウェーブしまくりの「新しいTF」!!…と言ってたところで過言ではないのでありますが一つだけ変わっていなかった所がございました

本日もENDロールはナシ!!!(笑)




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