ファースト・マン(2018)
- ラーチャえだまめ

- 2019年2月28日
- 読了時間: 5分

【原題】First Man
【監督】デイミアン・チャゼル
【出演】ライアン・ゴズリング クレア・フォイ ジェイソン・クラークほか
【あらすじ】
幼い娘を亡くした空軍のテストパイロット、ニール・アームストロング(ライアン・ゴズリング)は、NASAの宇宙飛行士に応募し、選抜される。彼は家族と一緒にヒューストンに移り住み、有人宇宙センターで訓練を受ける。指揮官のディーク・スレイトン(カイル・チャンドラー)は、当時の宇宙計画において圧倒的優位にあったソ連も成し得ていない月への着陸を目指すと宣言する。
【感想】

『おいゴズリングーー!!!もっと笑えやあああああああああああああ!!!!(笑)』
…とは、実は、、、、、なかったんですね〜(´∀`)っていう、人類で初めて月に降り立った男は意外にも無口で何考えるかわからなかった?笑【ファースト・マン】!!いつ観ようかいつ観ようかダラダラしていたら都内ではあともう少しで公開終了のホイッスルが鳴るとの事でようやく重い腰(いや全然軽いです)を上げて観て参りました。
……だって141分しょ…?無理だよ〜月着くまでに死んじゃうよ〜(ヘタレストロング)ただね、これ公開1週目くらいまでIMAXでやってたのですが

いやぁ何故観なかったのかぁ〜ゲーハーしく後悔
いや「映像」は「インターステラー」の撮影方法をパク……ヒントに得たっていう、ということはつまりそれはアレだ、「正面からの視点」が無いってことであってはっきり言って宇宙行ったところでライアンゴスゴスゴズリングの顔面アップしか映らんからどっちでもいいんですけどぉ!?「音」ですよね「音」!!ただでさえ「視野が狭い」アポロ映画は今作がおそらく初めてではないでしょうか??宇宙が舞台の映画で「目に入る情報」を極限まで無くした結果もはや「目しか映さない笑」という独特な演出方法によって逆にナニが得られるのか?

「窮屈さ」
これはですねぇ…閉鎖恐怖症の方にはかなりキツい映画ではないか、携帯電話もない時代、弱々しい外見アルミで出来てんじゃないのコレ?ネジぶっ飛んだりしない?えぇ…シートベルトちゃんとカチッといかねえじゃねえかよカチッてえええ!!!……この怖さよ笑それを演出する上での「音」というのが、かなり効果的に使われてるな〜という………宇宙に飛んだ後もなんか聞いたことない不安煽りまくりな物凄い音でグルングルン「1秒間に1回転以上」回るとか耐えられますか?その結果宇宙空間で突然クラシックな音楽が流れるのは「2001年宇宙の旅」のオマージュかな?
…人類で初めて月に降り立った男ことニール・アームストロングさんの素性は、私全く知らなかったのですが、、、、ああ〜。こんな人だったんですね、と今回まさかの「月」ではなく彼の「私生活」にフォーカスを当てているところが、これまた意外ですよね〜。
ただ「描く」と言っても、「見せる」という表現方法でまるでドキュメンタリーみたいな感じに、ただただ彼の私生活を覗いているかのような描き方。だってニール・アームストロング、てかライアン・ゴズリングがやっぱり今回「も」

喋って下さいよセンパ〜イ
せめて「交信」くらいはさせてくれぇ〜い!!…と「ナイスガイズ」のテンションアゲ過ぎて頸動脈切っちゃうようなバカキャラ並の感情の豊かさを求めたく「も」なったのですが
日常的に生活してたらそもそもそんなに喋んないよねー(“ドライバー”に比べりゃまだマシ?w)っていう結論に勝手になってしまったのであります。。。だからこその

「宇宙飛行士=フツーなマン?」
これがものすごくマインドに突き刺さりました!!宇宙飛行士だって家帰りゃ子供とジャレあうんだよ!仕事の同期(宇宙飛行士)と庭で酒呑んだりプールのアク取り(?)だってやるんですよ!?旦那が宇宙に飛んでいる最中イタズラ好きの息子に怒り新党な奥サマ……なんて“日常的”な光景なのでしょうか!?笑なんだか私の中での宇宙飛行士=特別な存在、と言ったものから一気に「近しい存在」に思えてしまったというかこれが狙いか!?「ララランド」で誰だって高速道路で踊り狂ったり誰だってグリフィス天文台で空中浮遊することが出来ると夢を与えてくれたデイミアン・チャゼル監督の成せるワザか!?
それにしてもワキの下の力持ち、ではないですが脇を固めるメンツがまた
…お母さんなんでもうタトゥー入れておりませんクレア・フォイが、ニールを支える妻に、新作「ゴッジーラ」にも出演カイル・チャンドラーに「キングコング」のダサカッコいい死に様が印象的なシェー・ウィガム、毎度「なんか悪役っぽい顔」でもフツーにいい人だったよジェイソン・クラークはアポロ史上最悪とされた事故で亡くなったエド・クラークを演じております。あとゴズリングと一緒にアポロ11号に乗った「ストレイン」で途中からニット被りだしてまさかなと思ったら「アントマン」でイエロージャケットなのに頭にジャケットは着てなかったコリー・ストールが演じたバズ・オルドリン

アナタ感じ悪すぎない?(笑)
めちゃくちゃイヤーなヤツじゃないですか!?(さてはニール著の原作を元にしているよってつまりは…笑)えー、バズライトイヤーのモデルになった人だしなんかショックや…(*´ω`*)
ラストの「切れ味」が金魚のフン並みに悪い!!ココがねぇ〜、ちょっとおそ松さん過ぎるというか、何かしら「伝えたい」シーンなのだろうと、キチンと「意味のある」シーンなのはなんとなくわかったけど、じゃあソレは一体なんですか?笑という、だいぶ煙りに撒かれたような、えぇ…ココで終わり?感は正直歪めませんなぁ〜。……とりあえず帰って来た夫は本当の夫じゃなくてジョニー・デップだったって話ですよね?




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