フロントランナー(2018)
- ラーチャえだまめ

- 2019年2月4日
- 読了時間: 3分

【原題】The front runner
【監督】ジェイソン・ライトマン
【出演】ヒュー・ジャックマン ベラ・ファーミガ J・K・シモンズほか
【あらすじ】
1988年のアメリカは、大統領選挙に沸き立っていた。コロラド州から選出されたゲイリー・ハート(ヒュー・ジャックマン)は、最有力候補(フロントランナー)として人々の視線と期待を集める。そんな中、マイアミ・ヘラルド紙が彼に対する一つの疑惑を報じる。ジョン・F・ケネディの再来と親しまれ、当選は確実視されていたゲイリーだったが、その報道を機に一気に人気を失ってしまう。
【感想】

『「たった一つの」スキャンダルで崩壊する政治家人生……大変やね(他人事)』
これまた………「息が詰まる」映画やなぁーわしゃポリ袋に入れられた金魚か!?もうーこの後2本観る予定なのにいいいいい!!!!……1本目から既にドッと疲れがコムしちゃいました、どーもどーもLAから帰ってきてまずはじめにラーメンを食べましたGreen soybeans改めラーチャえだまめでございます。
いやー今日は平日なのに映画館は人が多い!!ファーストデーだからですか?この前スッキリの番組に出演したのは見逃しましたが「Mr親日家スター」おたくのヒュー様!!ヒューヒューヒュー!!!……あれ後ろから急に爪で刺されたyヒュー・ジャックマンの新作という事で気になってチョイスしてみたわけなんですけども、まあとにかく「社会派ドラマ」というタダでさえ「お硬い」イメージは持っていたわけなんですけども、ヒュー・ジャックマンの演技!!否彼だけではありませんよ【死霊館】シリーズのヴェラ・ファーミガにJ・K・シモンズにスパイディのタコ野郎に豪華なキャスト達による
「息が詰まるような」迫真の演技
BGMも余計な演出もない、その一瞬だけまるで「時が止まっているかのような」キャスト同士の「言い争い」。コレは完全にヤラれちゃいましたね〜!!凄い!!流石だ!!!もう皆さんの演技に完全に惹きつけられてノックアウトされてしまいました。
あと個人的にチョー嬉しかったのが【パティ・ケイク$】で悪魔みたいなギタリストのバスタード役を演じた若手のマムドゥ・アチーが新米記者役ながら重要な役どころで出演してたこと!!
彼はヒュー演じるゲイリー・ハートにかなり「際どい」質問をぶつけ、時に彼と衝突しながらもそれでも彼の「政治家」としての器、人望の厚さ、ハンサムな顔立ち、一種の「尊敬」の念を抱いている青年なのですが、そんなゲイリー・ハートをまるで「目の敵」のように追い詰める「ジャーナリズム」としてのやり方に疑問を持ち、何故彼をそこまで敵視するのか、上司に聞くシーンがとっても印象的でしたねぇ。

『彼は大統領になるに相応しい「人間性」を持ち合わせているのか。それを見極めるのがジャーナリストだ。』
確かにパパラッチのように彼の「プライバシー」の範囲まで入り込んでくる記者のやり方には観ていて心底腹立たしくなるんですよ。ココまでやっていいものなのか。ただ「そこまで」覗かれてまで「国のトップ」になるに相応しい人間なのか、と「そこまで」完璧な存在でなければ大統領にはなれないんだと……これを観て真っ先にアタマに浮かんだのは「現大統領」の存在ですよ。今だからこそ作られた映画なのかもしれません。果たして「今」の大統領はどうだ?そこまでに「値する」人間なのか?…そんな「問」をつきつけられるような、そんな映画でございます・・・。




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