ミッドサマー(2019)
- ラーチャえだまめ
- 2020年2月2日
- 読了時間: 6分

【原題】Midsommar
【監督】アリ・アスター
【出演】フローレンス・ピュー ジャッ
ク・レイナー ウィル・ポールターほか
【あらすじ】
思いがけない事故で家族を亡くした大学生のダニー(フローレンス・ピュー)は、人里離れた土地で90年に1度行われる祝祭に参加するため、恋人や友人ら5人でスウェーデンに行く。太陽が沈まない村では色とりどりの花が咲き誇り、明るく歌い踊る村人たちはとても親切でまるで楽園のように見えた。(Yahoo!映画より)
【感想(ネタバレなし)】

『“明るい”ことがこんなに“恐ろしい”なんて___』
どーもどーも冬なのにィ、、、、、、、ミッドさまぁ〜!!!ラーチャえだまめですいやいやそんなワケで先日“死ぬまでに観たい映画(2020ver)”に私が勝手に選出した(おい)フィルマークス主催のコチラの試写会に参加させて頂きました

もう怖い
【ミッドサマー】!!!2018年これが長編デビュー作ながら劇場を恐怖と混沌に包み込み家族間で円満で行われたはずが“遺産放棄”問題まで発展させる危険性まで秘めた大問題作せめて継承したのは母親譲りの変顔だけにしてほしかった「ヘレディタリー/継承」を爆誕させ一躍“時の人”となったアリ・アスター監督。その最新作「ミッドサマー」。去年ポスターが公開されました「“もう怖い”」その後予告編もアップされました「“もう怖い”」もう怖くて見れないなんてぇ〜、言わないよぜぇったいぃ〜♫の槇原敬之の歌も虚しく公開前からすでに“超怖い”と話題になっていたコチラ。いや観てきましたよ、はぁ…、なんかもうため息ばっかりだなぁ

OPからタイトルバックまでが“もう怖い”
なんかもう、“素晴らし過ぎてお腹いっぱい”さぁーって帰ろうかn、、、まだ始まっていないのにこの体たらくよ!?いや凄かったなぁ〜“開始10秒で心を鷲掴みにされてしまう”開始から“もう面白い”んですもん“神ってる”んだもんなー!!!!結論から言うと前作「ヘレディタリー/継承」も凄かったじゃないですか?前作で“かなり衝撃的”だったでしょ?えーっと、という事は……本作はそれより凄いんだから

“アホみたいに衝撃的”
もうそれ以上の言葉が思いつかなくてアホみたいな例えn……て誰がアホじゃあf;オフィfhzf……!!!断言しますアリアスター監督、前作以上に“やべぇ映画作っちゃいました”はい拍手ー!!!(笑)いやー「型に囚われない」カメラワークやサウンドの「差し込むタイミング」数々の「計算つくされた」演出、、、、凄い、“インパクト”が凄い。もう観た後ずっと脳内にその映像がこびりついてしまう。監督の“才”が前作以上に“大爆発”しております!!だからもうバカ正直に“ハードル”あげちゃってください、それすらヒョイッと超えてくる「衝撃。」
「ああ〜またヤバそうな“宗教もの”出てきやがった…」予告編では全身“白ずくめ”にカラフルな髪飾りをつけた老若男女たちがまるで視聴者を“お・も・て・な・し”するかの如く全員“笑顔”でカメラに映り込む___そう、ここは吠えなくても“太陽が沈まない”一日中“明るい”スウェーデンの知られざる“聖地”「ハルガ」_______。

……くれぐれもこれを観て“絶対にスウェーデンを嫌いにならないで下さい”のテロップ必須の“恐ろしい場所”が登場します。そこで行われる“90年に一度”行われるとかあまりに年月が空きすぎる祭りごとの危険臭はハンパない夏の祭典に身内の不幸があって精神的につらい日々を送っていたダニーとそのカレシのクリスチャン、ほか数名の“部外者”たちが友人に誘われて参加するんですよねー。
はじめはハルガに住む人々から歓迎ムード満点の“手厚いもてなし”を受けてうかれるダニー御一行でありましたが……
アリアスター監督いわく73年の「ウィッカーマン」に少なからず影響を受けた、というか類似点が多い作品らしいです。えーリメイク版はニコラスケイジが蜂の巣になるくらいしか記憶にない残念な作品でしたが(笑)言われてみると確かに「そーかもなー!」と納得させられるといいますか

ダニー役の女優さん、いや“嗚咽がゲースー(笑)”演じるはザ・ロック様ご本人登場の「ファイティングファミリー」や5月公開の「ブラックウィドウ」の新作にも出演しているフローレンス・ピューという今年注目の女優さんなんですが、マインドの底から感情がウッと爆発した迫真の“泣きの演技”には圧倒されるわPTSDに苦しむダニーを見事に演じているんですよね。OPから既に“絶望”状態のダニー、その“苦しみ”から救われたいからなんか田舎の楽しそーなパーティに参加したってのに、そこでまだ恐怖のどん底に落とされるとかもう笑えねえよ!!とにかく観ている我々の精神を狂わすハルガの己の“倫理が追いつかないやべぇ行事”の数々がまた衝撃的と言いますか……ただ後半になるにつれ私の脳内処理が完全に追いつかなくなってしまい

大晦日のガキ使見てる感覚になるって何?(笑)
クリスチャン……ゴメン笑った(笑)
演じるはこの前「KIN/キン」でもご紹介した「トランスフォーマー/ロストエイジ」のジャック・レイナー。あのぉ出来たらプライベートでは緑のコンタクトはやめて頂きt、他にも誰が読んだかブタゴリr「メイズランナー」シリーズや「ナルニア」でお馴染みウィル・ポールターなど出演しております。ブキミーなBGMとブキミーな絵画も登場して内側から思う存分“えぐりまくる”精神的ダメージは覚悟必須の、“精神的グロテクスさ”に加えて今作もR指定のなかなかにグロいシーンてんこ盛りという“視覚的グロテクスさ”も兼ね備えているからさらに厄介であります。
監督は本当に、本当に、ほんとおおおおおおおおに“サディスト”だと思います!!(笑)ただですね、ただですよ?監督は本作は“ホラー映画じゃない”とか言っているんですよ?これはある人には“救済”の映画なんだと、さらに皆さん、日本では2月21日に公開予定されております、「ミッド“サマー”」なのに何故公開が2月だと思いますか?2月って何がありますか?え私には関係ない?2月なんかあったっけ?あるじゃないですか

“バレンタインデー”の月に公開するという“犯行”(笑)
やりやがったな……(笑)これ以上は言えませんどうぞ夫婦カップル揃ってご鑑賞してみたらいかがでしょう?(但し自己責任でお願いします笑)本作は実は“ハッピーエンド”ともとれる??今作のテーマはずばり相方が闇営業だろうと関係ない「FAMILY」、だったのです。
ダニーたちを“FAMILY”のように迎え入れてくれるハルガの住人。その住人たちは本当に“FAMILY”なのか?てか“FAMILY”って?“救い”を求める者には“究極のFAMILY映画”と言っても過言ではない!?一度目と二度目とではガラリと感想が変わりそうな、そんな周回要素的楽しみも含まれているんだとか!!ただしあの恐怖を再び味わう気力が残っているかどうか……w
上映終了後なんと壇上にアリアスター監督が登場!いやー写真を拝見したときは“こんな作品”撮るような人には全く見えない実に優しそうーなフェイス、という“印象操作”でもしているのだろう!?騙されんぞ!!中身はきっと“ドSキャラ”に違いない

いい人オーラがゴイスー(笑)
観客の難しい質問にもとても丁寧にわかりやすく答えて下さいましたよアリアスター監督。壇上から去る時も最後までずっと我々に手を振り続けるサービス精神……こんな映画作る人の人格を疑いたいとか言ってゴメンナサイこのGAPよ(笑)デビュー2本目にして早くも“ホラー界のトップ監督”に上り詰めただろうアリアスター監督に今後も目が離せませんねぇ!
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