メアリーの総て(2017)
- ラーチャえだまめ

- 2018年12月29日
- 読了時間: 4分

【原題】Mary Shelley
【監督】ハイファ・アル=マンスール
【出演】エル・ファニング ダグラス・ブース スティーブン・ディレインほか
【あらすじ】
19世紀のイギリス。小説家になりたいメアリー(エル・ファニング)は、異端の天才と称される詩人のパーシー・シェリーと出会う。彼らは互いの才能に惹(ひ)かれ駆け落ちするが、メアリーに数々の悲劇が訪れる。ある日彼女は、滞在していた詩人バイロン卿の別荘で、怪奇談を披露し合おうと持ち掛けられる。(Yahoo!映画より)
【感想】
『えフランケンシュタインの作者と吸血鬼の作者って知り合いなのー⁉︎』
どーもどーも、今年最後のゴミ出しのタイミングを逃しました、ラーチャえだまめでございます。今日紹介する映画はー?
冒頭でも書きましたがとある別荘で天気がずっと雨で屋敷に缶詰状態だった若手作家ら5人の男女が「え、今ラーソーがメーアーでマーヒーだから怪談話でもルースー?」という、その時退屈しのぎで始まった創作いざかy、怪談話として生まれたのがあの誰もが知る古典小説「フランケンシュタイン」と「吸血鬼」だった?えーっとまって下さい色々ツッコミどころが満載ですよねまずえー若手作家?退屈しのぎ?そして「フランケン」の作者は若干1,18歳???
しかも18歳にして夫の裏切り、愛する我が子の死という苦悩と絶望を経験しそれを経て書き上げた、SF文学の先駆者とも言われる19世紀の小説家メアリー・シェリーの半生を映画化「メアリーの総て」!!!18歳ですよ?18の時何してました?ちなみに私は︎ウイイレに人生を捧げていました(2P出来ない苦悩と絶望)
いやほんとにもうメアリーの壮絶過ぎる人生にマインドを打たれっぱなしの2時間。ホントにね、それに比べればね、わたしゃあどんだけ緩い人生送ってんだよおおおおお!!!ってなりますよマジでw別にそれで「余裕が芽生える」って訳ではありませんが、この壮大な作家を演じているのが、お姉さん、最近元気してる?エル・ファニング!!!いやーもう……「うまい」よ。うますぎるよ演技が。。。。なんかこの人がキレる演技とか観てると、メチャクチャ説教食らってる気持ちになるのだが。。。それだけ凄いということか。
ではじめはまだ16歳の頃、著名な著者の父親と腹違いのイジワルな母親とその子供たちと共に暮らしていたメアリーは、あくまで「趣味」の範囲で誰もいない墓石の前で小説を書いていたのですが、ある時一人の超絶美青年、パーシーとの「運命の出会い」から、たちまち「こぉ〜いぃ〜しちゃったんだ♫多分、気づいてなぁ〜いでしょうぅ〜♫」状態になるんですねー。但し、このパーシーという男がですよ
「超絶クソ野郎」だったんですねー
自由恋愛万歳!!!後に「妻子」がいたことも判明し、はじめは自由恋愛万歳!!!から絶縁しようとしたメアリーでございましたが、結局自由恋愛万歳!!!に完全に惚れ込んでしまい、メアリー16歳、パーシー21歳の時「駆け落ち」して家から2人一緒に(ついでに猫一匹)家から出てっちゃうんですよ。ココで我々視聴者は痛感させられる訳であります、19世紀だろうが21世紀だろうがですよ
イケメンなら何しても許される定期
という悲しき現実を…。この超絶イケメンな劇団ひとりパーシー役を演じるダグラス・ブース……は見た事あるけどそれが「傲慢と偏見とゾンビ」だから、昔テイラー・スイフトと付き合ってたらしいですがもうテイラー・スイフトが19世紀の人なんじゃないかと思う程19世紀顔に見えて仕方がない!!他のキャストもあまり見たことない人ばかりだったので中世の人間にしか見えな、、、、と思ったら吸血鬼の作者ベン・ハーディ?ボヘミアァァァァン!?
ちなみに後半そんな自由恋愛野郎をも凌駕する「バイロン卿」っていうさらにパネぇ野郎が登場します。後の吸血鬼のモデルだというからさらに驚きである・・・。
その「バイロン卿」の別荘で怪談話をしたのが別名「ディオダディ荘の怪奇談義」と呼ばれるらしいですが、その場面での、引きのシーンでフランケンシュタインの作者と吸血鬼の作者と吸血鬼のモデルが一緒に映込むとかカオス理論が黙っちゃおかない超豪華「そん時歴史がMOVEした」状態というか1LDK並みに世界狭すぎかよ!!笑でもこれは創作じゃないからな〜
メアリーのいた時代、当時の「女性の権利問題」だったり、「女流作家のはしり」とされたメアリーですが、自分で執筆して出版社に行っても誰も「自分が書いたもの」だと認めてくれないんですよ。何故かって?「それは女性だから。」当時女性がSFホラー小説を書くなんて……という強い偏見まみれの生きづらい世の中だったのがわかりますよね。でもそれに立ち向かっていくメアリー。女がなんだSFホラー小説がなんだ「救いのないEND」がなんだなんだなんだなんだかんだ言われってぇ♫やりたいーことやればーーーーいいでーーーーーす!!!と叫び続けるメアリーの「強さ」、まさに女性の力強さそのものの「象徴」のような、いや実際そうなんでしょうけどちなみに出版社に歳を聞かれて「18歳です。」えぇ!?まだ2年しか経ってなかったのーーーーー!?




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