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レプリカズ(2018)


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【原題】Replicas

【監督】ジェフリー・ナックマノフ

【出演】キアヌ・リーブス アリス・イヴ トーマス・ミドルディッチほか

【あらすじ】

人間の意識をコンピューターに移行させる実験を続け、成功目前まで近づいた神経科学者のウィリアム・フォスター(キアヌ・リーヴス)は、事故で家族を失ってしまう。深い悲しみの中、彼は家族のクローンを作り出し、そのなかに彼らの意識と改ざんした記憶を移し替える。そして今までと変わりない生活を送ろうとするが、実験の動向をチェックしていた政府の組織がサンプルとして家族を奪おうと画策していた。(Yahoo!映画より)





【感想(ネタバレなし)】
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『同僚がいないと何も出来ないマッド親父の巻』








どーもどーも最近首のコリが酷いので先日新しい低反発マクラを購入したら使った次の日に首を寝違えましたラーチャえだまめです。と言うわけでそんな不運などこの映画に比べたら屁でもない早速ではございますが本日はコチラの映画を拝見させて頂きましたよ。父親の……暴走が………止まらんばーい!!!!



【レプリカズ】!!!立木文彦のやたら楽しそうなCMが記憶に残る去年日本で公開されたSF映画、というと私個人的には食いつかないわけがないハズなのですが、、、、まぁ結局見に行かなかったえ、だってさぁー明らかにビミョーそうなんだm…



「死んだ人間を蘇らせる」……古典的王道SFであり現代医療が進歩しても未だ人類が未到達な分野。もしも愛する家族を失ったら?キングに言わせれば聖なる墓場に埋めるという選択肢もありますが高確率でゾンビ化するのであまり得策とは言えませんしかし時代は21世紀最先端医療を受けられる時代ですから!?ついに人類は死んだ肉体の垣根を超えて脳内から神経を抽出し「生前の記憶」を抜き取り「別の肉体」に移植する新時代に到達してしまった!?それならルトガーハウアーも社長の面目をいろんな意味で潰す必要もなかったかもしれませんしかしその「器」が早速問題かもしれない神経を取り出すまでは最先端だった、ここで霜降りの粗品の言葉を使うなら

























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一世紀前のVFX!!!!









ワザとなのか、いいやここはあえて「チープなVFXのように見えて実はリアリティを追求した結果このような仕様になった」決してキャストのギャラで製作費が全て持っていかれた、などとは思いたくもない今時ここまでショ◯イ特撮はなかなか珍しい……



今回この画期的発明をしたのは一度ネットの世界を救った“救世主”なら死んだ人間を蘇らせることなど朝飯前かもしれない最近そのネットの調子が悪くなり再び電脳世界へトリップする羽目になる我らがキアヌ・リーブスその人であります。


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「マイノリティリポート」のトムクルーズも嫉妬するガンフーならぬ“神経・フー”の華麗な手さばきで神経を構築していくキアヌ演じる天才神経科学者のウィリアム・フォスター。今日は土用の丑の日も休めない多忙な研究の合間をぬって久々の家族団らんのバカンスに出かけるも突然のファイナルディスティネーションに見舞われ妻を含む家族全員を一度に事故で失ってしまう。ああなんという悲劇!!アナタは愛する家族を失ったらどうしますか?家族の為に一体何が出来るのか……今ここに「親父の愛」が爆発する!!これぞまさに「オヤジの暴走」!!しかしこの一見ギャルに誘惑されたら土に埋められてそうなオヤジが、そんじょそこらのオヤジとは“一線”をむしろ超えまくっていた…!?これにはさすがの暴走オヤジも

























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それはアウト










冒頭からいきなり家族の死体がズラリ……「お、これで実験台が揃ったぞ」なんて心ない言葉を彼に投げかけてはいけないウィリアムはすぐさま同僚のエドに連絡し死んだ家族の「記憶」を抜き取る作業に。え、ちょっと、てことは家族アルミニウムの塊になるってことでいいんですか…?ご案内下さい人間を形成する全ての基礎物質を兼ね備えたクローン技術がここで登場するわけなんですね
























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いやそっちの方が凄いわ










サラッと登場した5Gドラえもんもホォォォォリィィィィ!!と泣いて逃げ出す「生き物を17日後に製造するクローン製造マシン」を研究所から盗み出したウィリアムとエドはウィリアムの自宅の地下室で密かに家族を「作り直す」ことに。この時点でムショ行き確定な2人でありますが問題は「スタートレック」のアリス・イブ演じるボンキュッボンな妻の肉体を複製出来たのはいいけど家族の肉体に「記憶を植え付ける」作業。今ここにレオナルドディカプリオを電話で呼ぶ金はないこれがなかなか上手くいかないんですねー。果たしてウィリアムは無事家族を元どおりに複製することが出来るのか?あ、ごめんなさい
























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エド“が”









同僚のエド“が“凄いの間違いでしたクローン製造マシンはエドにしか扱えないわポットがひとつ足りねえからって4人家族のうち誰を犠牲にするのかもエドに選ばせようとするわまず自分の家族の死体も片付けらないような人間が何家族を蘇らせようとかぬかしてんじゃえええええー!!!家族のアリバイ作りもろくに出来ないこの時点でウィリアムパピィのヘタレ具合がわかってしまうきっと日頃から家族サービスなんてしてなかったのでは……



しかしその後も「無責任に新たなる命を爆誕させた科学者に降りかかる因果応報」具合よろしく物語はさながら「SF/ペットセメタリー」な展開に。必死に「家族の再構築」に努めるウィリアムですが……まあなかなかそうはよろず屋が卸さない……と思ったらあれ、あれれ
























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フツーにハッピーエンド?









【感想(ネタバレ)】








おいおいホントにそれでいいのか8時ちょうどの























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キアヌ2号!!?








てかエド救えよ!!(笑)何「よくやったエド…」とか言いながらスッと目閉じてんだよ!!最後は娘も揃ってみんな仲良くビーチでおバカンスとかいいから早くみんなと同じように復活させなさい!!!最後までパシリ役としての役目を全うしたエドそしてビシッとスーツをキメ某次回作に代役として出演する気さえ満々のキアヌ2号は敵とドバイで闇営業じゃないですか……いやーなかなかスゴイ終わり方だ


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一応口封じの為とか大義名分っぽいことにはなってますが……このオチが原因かキアヌ主演作としてはあのなんちゃって忠臣蔵より?ワースト記録を更新したとか……まあ見る前からなんとなく予想はしていましたが。アルゴリズムとか言われても色々わけわかんねー単語で無理くりルプリカントを作った感は否めませんがショボイ鉄の塊を除けば?後半は意外とハラハラ展開で個人的には楽しめました。一番下の娘だけ助けられない葛藤も伝わってきましたし、だからこそ安易に命を複製することの愚かさだったり、この手にありがちな天罰が本作にはないんですよね。その辺のご都合主義を良しとするか否かで評価がだいぶ変わるかもしれません。



でももし自分がウィリアムだったら、まぁ極端な話自分の家族さえ助かればその技術が悪用されようが自分のクローンが闇営業してようがそんなの知ったこっちゃねーって話ですが……








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