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実はそんなに叫んでない説「スクリーム1〜4」



 




どーもどーもラーチャえだまめです。いやーまだまだ続くこのご時世、はかどるはかどる“おウチ時間”…ということで?ココでいっちょやっちゃいますか?




「イッキ見シリーズ」!!!2年ぶりの開催……えこのブログはじめてもう2年も経つの?(否今年で4年目に突入)え〜全然進歩してない!!脳ミソが!?まだこんなくだらないことやってんのk……いやー何の因果か“知ってる人は知っている、誰が呼んだかマイナー映画”をモットーに第一弾の“アシナガおじさん”というワードがただの悪口だと小学校の時誰かから聞かされたぞ?「ファンタズム」を筆頭に、これまでサワーに入れたら不味そうな梅干し漢「ハチェット」そしてちっさい妖精さんはコインが欲しいだけのただの紳士だった「レプリコーン」と3度に渡り誰も得しないマイナーなホラーシリーズをとりあえずイッキ見してみよう、そんな無計画さで始めて参りましたが_?今度は第4弾。4度目の正直として?流石に今挙げたク◯ほどくだらない映画を人様にオヌヌメするわけにはいかない!?考えましたよぉー今回イッキ見するのはコチラ



【スクリーム】……!!!ジェット……それストリーム!!!……ごめんなさい昨日の酒がまだ抜けきれてn……いやーもう超メジャータイトルじゃないか!!いえいえしかしティーンの皆さんこのブキミーな“ゴーストフェイス”はハロウィンの日にドンキで買ったよって人も実はこれまでシリーズ4作も出ててNetflixでスピンオフドラマも作られてて尚且つ1作目からずーっと観ているよ、という方は……意外と少ないのではないでしょうか??かくいう私もその一人でして

















長らく「最終絶叫計画」と混同してたとは口が裂けても言えな……






実は1作目から観たことなかったんですよね。でもって今年1月にアメリカで「シリーズ第5弾」が公開され、親愛なる隣人に次ぐ大ヒットしたんだとか??当然そうなれば日本の劇場でもやるんじゃないかなーという予想?いや希望?色々タイムリーなホラー映画、と言うことで今回選ばせて頂きました。すみません前置きが長くなりましたね、それでは早速1作目からレッツゴー






 
「スクリーム(1996)」

【原題】Scream

【監督】ウェス・クレイヴン

【出演】 デヴィッド・アークエット ネーヴ・キャンベル コートニー・コックスほか

【あらすじ】

カリフォルニアの田舎町、ウッズボローで殺人事件が起きた。高校生ケイシーが不気味な電話を受けた後、恋人と共に惨殺されたのである。同じ高校の女生徒シドニーもまた、その電話を受けていた。彼女はマスクを被った人物に襲われたが、駆けつけた恋人ビリーに助けられる。だがビリーは犯人として疑われ、逮捕されてしまった。しかし、またもシドニーに不気味な電話がかかってきたのだ……。(Yahoo!映画より)




 




いやーこれネタバレになるよね??OPからもう「アナタのその期待、裏切ります。」のキャッチコピーが当時流行ったとかいないとか現代のクレア・グレーツ・モレッツか?スマホのない時代にテレフォンから突如かかる見知らぬ男からの不審な電話からそれは始まる__



謎のゴーストフェイスのコスプレをした殺人鬼がナイフをもって突然ティーンの背後に迫りくる「学園ものスラッシャーMOVIE」という今も昔も変わらない10代20代の“スクリーム”がこだまするジャンル映画なんですけど、そんな原宿でマカヴォイする若者たち(もうこの時点でなんか後退してる俺…?)だけにターゲットを絞ったナウいホラー映画、としての一面を持ちつつ今作最大のウリが2つ、ございます。まず一つは

















“誰が犯人かわからない”「推理系」系ホラー







いやーねるねるね~るねかよ!!ってくらい練に練られた脚本!?今作でメガホンを撮ったのは「鮮血の美学」で胸糞悪さの超新星としてデビュー「エルム街の悪魔」で映画史に残るホラーアイコン「フレディ・クルーガー」を爆誕させた張本人、ホラー界の重鎮ウェス・クレイヴンであります。今回脚本も担当しているのですがこの時既にホラー映画界の神の一人として君臨していたというのに??さらにパワーアップしてきたというか、巨匠にこう言うのはおこがましいし彼の作品をフルコンプリートしたわけでもないけど、かつて「エルム街の悪魔」とかこんな脚本練られてなかったじゃん??(彼が監督したのは2本だけだが)個人的にどちらかと言うと大味のホラーが得意っていうか、んな難解なシナリオとかやるような人じゃないんですよ??ところがどっこい今回どーゆー訳だがまるでゴーストフェイスのみならずゴーストライターをノンクレジットで入れてんじゃねえk……おっと失礼しました



見ていて「あ、コイツが犯人や!」なんて思わせといて……違ったりラジバンダリと思ったら今度はお前が犯人候補に……いやマジでわからん次から次へと真犯人フラグ立ちすぎぃー!?いや俺がバカなだけならまだいいですが。「誰が犯人か推理しながら見る楽しさ」はかなりありましたねー。最近Netflixでもうつまらなすぎてタイトルすら忘れた(確かここで紹介……したはず?)もう犯人がショボいのなんの、だいたい「消去法」的にそりゃお前だよね、ってオチでさ。今思えばアレはこの映画のバッタもん以上の何者でもなかっ……また話がそれました、つまりそれだけ先が読めない展開「どんでん返し」系としても楽しめちゃうわけです!!誰が死んで誰が生き残るのか。意外な人物が最後まで生き延びて「実は本作の顔だった」ことが判明したりね……。そんな「ホラー映画のお約束をぶった斬る」主演は元天才子役のドリュー・バリモアに今作で一躍スターになったワイルドなシングスでもお馴染みネーヴ・キャンベルほか、ヘイブラザー、間違えました「フレンズ」のコートニー・コックス演じるゲイルが被害者の誹謗中傷なんぞどこ吹く風の如くキャンベル演じるゴーストフェイスに命を狙われる羽目になるシドニーに向かって猪突猛進取材を試みるも

















天誅!!!








そしてもう一つの楽しみ方、レイザーラモンRGも歌いたい

















ホラー映画あるある言いまくっている〜♪






先程申した「ホラー映画のお約束」これを壮大にネタ&皮肉っているのです!!所各所に散りばめられたそんな「ホラー映画ネタ」を知っていればいるほどかなりツボに入りました。しかもご丁寧に「殺人鬼から助かる三か条」まで解説してくれる徹底っぷり。極め付けはクレイヴン自ら「「エルム街の悪魔」の1作目以外は駄作だ。」とはっきり断言しちゃってるブッチャケてんな〜!!そんな監督のフレディ愛は誰にも負けねえぞ、と監督自らフレディのセーター着て学校の用務員でカメオ出演する気合の入れよう



そこまでホラーに精通しない若者にはジェイミー・リー・カーチェスの胸しか目がいかないだの「人生はジャンルの選べない映画だ。」とか何気に名言炸裂したり?「殺人鬼は身近な場所に潜んでいる」という恐怖が?若者などを中心にグリーンヒットし本作はブギーマンこと「ハロウィン」以降のスラッシャーMOVIEとして当時大ヒットしたのもうなずける。ホントにめちゃくちゃ面白かったんだけど、ただ一点だけ残念なところがあるとすれば

















これは流石にいただけません






 
「スクリーム2(1997)」

【原題】Scream2

【監督】ウェス・クレイヴン

【出演】 デヴィッド・アークエット ネーヴ・キャンベル コートニー・コックスほか

【あらすじ】

あれから2年-。大学生となったシドニーは、凄惨な事件を忘れ、楽しい学生生活を送っていた。そんな中、事件の顛末を記した本がヒットし、映画化される事に。その映画の試写会場で、かつての事件と酷似した殺人事件が起こる。(Yahoo!映画より)








 




いやーちょっと1作目から長ったらしく語ってしまいました。こんなに長く書くつもりはなかったのですが……って前作のヒットを機に勢いあまってたった1年で作られたパート2。ナニナニOP冒頭「スラッシャーMOVIEで黒人は主役にならない」とジョーダン・ピールが定説を覆す前のステレオ文化な「ホラーあるある」で早速盛り上がる黒人カップルが向かった先はとある劇場。前作で生き残ったゲイルが事件をネタにして執筆した小説が大ヒットして実写化されたらしい。
















こんな映画館は嫌だ






見事にポップコーン並みに軽い脳みその連中しかいない……おやースクリーンでは1作目でドリューバリモアの再現映像が映し出されていてー?へ、ヘザー・グラハム!?この時はまだ「ブギーナイツ」で売れる前でしょうか??ほかにも 2代目セイバー……トゥース!!のリーヴ・シュレイバーに十字架に恋し過ぎたサラ・ミシェル・ゲラーにこの頃はまだエージェント17くらいのティモシー・オリファント、そのエージェントはエージェントでも仮想現実と闘う羽目になる「マトリックス」のナイオビ役でお馴染みジェイダ・ピンケットが冒頭の黒人カップルの1人だってー?おいおい売れっ子俳優の登竜門的シリーズに格上げですか?ほかにもどんな俳優が出ているんd































殴られるまでが定期







前作に引き続きシドニーにゲイル、そしてデヴィッド・アークエット演じるデューイの活躍……て前作から一気にゲイルとデューイがやたら急接近してない??前作で殺された可愛い妹のことなどもうお構いなしってか!!と思ったらコートニー・コックスとデヴィッド・アークエットはこのシリーズが縁で後に結婚(そして離婚)してんだねー。前作の捻りの効いた「犯人はダレダ」オチは今回は……ん、んんんんおおおお前だあああああ!!!?……ソンゲバソナと言いたくなるのを抑えればまあ見れなくもな……「身の周りにいる殺人鬼」っていうネタの使いまわしはそう簡単には行かず……そんな2作目は学園ミュージカル?シェイクスピア的なことをやりたくなったのか、また1作目の友人宅や寮から“学校”が本格的に舞台になっているような気もしましたね。あと今回は“模倣犯”的な感じで前作の犯行になぞった殺人が巻き起こるのですがなんなんでしょうあのゴーストフェイスを被ったら「いともたやすく誰もが殺人鬼になれる」そんな不思議な魔力でもあるのか…??






 
「スクリーム3(2000)」

【原題】Scream3

【監督】ウェス・クレイヴン

【出演】 デヴィッド・アークエット ネーヴ・キャンベル コートニー・コックスほか

【あらすじ】

かつての殺人事件に基づいたホラー映画「スタブ3」の撮影中、出演者が次々と暗殺される事件が起こった。謎が謎を呼ぶ中、その魔の手はやがてシドニーにも及ぶ。(Yahoo!映画より)










 














殴られるまでが定期






…え?もう失速気味じゃないのよって?いや、実は前回から幾分タイムが経ってしまい現在祭りの片付けモード状態の気分n……えっへん!!それから3年分タイムが経った「スクリーム3」!!今度の舞台は学園から映画スタジオ……おんやぁ〜?ここで早くもローコスト路線にシフトチェンジですか?……否!!パート3は“ウッドボローの惨劇”をネタにした映画が大ヒットしてシリーズ化待ったなしの続編制作のウラで?映画の出演者たちが現実(この映画での話)と同じシチュエーションで殺害されていくという?言ってしまえば「エルム街〜」の7作目「リアルナイトメア」のような展開に!?いやーいよいよネタ尽きがすぐそこまで近づいてきているかの如くとりあえず壮大に爆破して画に華を添える魂胆こそ垣間見れますが、いやしかしそんなシリーズものの「宿命」をも壮大にネタにしてしかも皮肉って楽しませようとするクレイヴン監督の底沼の技量??パート3は「主人公の知られざる過去解き明かしちゅうぞ編」なんでありますねー。



幼い頃に母親が殺され仇討ちこそ果たしたものの未だ解決していなかった「母親の謎」ここに今回スポットを当ててきた…いや当てるしかなかっt、しかも母親がかつてハリウッドで活躍していた「女優」だったという新事実!!シドニーは三度ゴーストフェイスに命を狙われながら母親の謎にも立ち向かっていく……

















そして“同業者”のネタを堂々とパ◯る!!!






 
「スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション(2011)」

【原題】Scream4

【監督】ウェス・クレイヴン

【出演】 デヴィッド・アークエット ネーヴ・キャンベル コートニー・コックスほか

【あらすじ】

マスク姿の殺人鬼による凶行から10年、事件を生き延びたシドニー(ネーヴ・キャンベル)は作家となり成功を収めていた。本の宣伝のため故郷へ戻った彼女は、保安官のデューイ(デヴィッド・アークエット)、彼と結婚した元キャスターのゲイル(コートニー・コックス)と再会。しかし、彼女の帰郷を機に2人の女子高生が惨殺され、シドニーの周囲の人々が次々と狙われていく……。(Yahoo!映画より)




 




いやーもうヒロインの壮大な過去にまで終止符を打ったパート3から10年……「ちょっと落ち着いたら10年周期で続編作られる説」を立証することになるパート4はもう凄いです。シドニーの「親族」にまで迫りくるゴーストフェイス……

















もうアンタ死神かよ






人を殺めたくない張本人に関わった人間が次々死んでいく地獄からの死者スパイダーマッ!!に匹敵するヒロインが生き続ける=悲劇の連鎖は止まることを知らず!?今度はシドニーの従姉妹に当たる高校生のジルとその仲間たちまでターゲットに……ジルを演じるのはエマ・ロバーツですよ皆さん。ほかにもマコーレー・カルキンの弟ローリー・カルキンにアダム・ブロディ、クリスティン・ベルなど豪華な顔ぶれにさすがに前作から10年経ってオリジナルキャストは……コートニー・コックスの顔が若干怖いがいや3人ともご健全でフル出勤しとるやないか。今度はシドニーが自身の体験談を執筆し小説化デビュー、それを喉から手が出るほど羨ましそうな目で見つめるゲイル……そうこの2人は10年経っても仲がいいのか悪いのかぶっちゃけよくわからない















御名答。





長年の戦いで謎の回復能力を得た前作キャストに「あまりにも無理難題すぎるラスト」といよいよシリーズの限界を監督自ら悟ったかのような、しかしここでも「”リヴート”が“オリジン”超えは絶対にない」と断言している、流石に4作も観るとですね、わかって来ちゃうんですよね。このシリーズは“ホラーあるある”ネタで楽しませてくれる娯楽ホラーとしての一面を維持しつつ、その根底にあるのはいつだって
















頑固おやじの「映画に物申す!!」コーナーだった







この「スクリーム」というシリーズを通して?クレイヴン監督はずっと吠え続けたかった……ホラー映画界に、いや映画界に物申す!!そんな作品だったのではないか。そしてもう一つ















女の友情はわからん







……ちなみに日本公開未定の最新作でも“御三家”は健全、いやークレイヴン亡き後も彼の意思はホラー映画界に生き続けている??それをまるで裏付けているかのような??いずれ日本でも拝めるであろう最新作に備えてシリーズをおさらいしてみるのは、いかがでしょう…?

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